タイで子連れ狼

何の因果か運命か、異国の地にて親父単独で二人の子を育てることに。

さあ大変の、てんやわんや育児&生活日記

コロナウイルスによる自宅軟禁(外出自粛)14日間の始まり

2020-03-28 10:12:23 | 日記

gooブログのアンドロイドアプリから記事を作成したところ、前記事「コロナウイルスによる渡航制限発動4分後に突入した!」が消滅してしまい、上書きされていることに気付きました
残念無念、コロナの舘にて徹夜して作成した記録が消滅して落胆してます(´;ω;`)


タイ人からはコロナの舘として有名なスワンナプーム空港
なんとなくコロナから憑依されずに一夜を明かす事に成功したようで?
夜明けと同時にTGカウンターに出向いて27日予約のチェンマイ便の変更をお願いした。
しかしこちらでも変更不可と冷たい返事
(困った人から儲けろのセオリー?)
仕方なく1380バーツで新規購入、27日のチケットは破り捨てることにした
キャンセル便ばかり多くてTG便で一番早いのが8時30分だ。

「今回は豪勢に無駄使いをしたな、財布が干からびそうだよ

などと愚痴が溢れるが、私の帰還を待ち侘びているはずの作業員たちを早く安心させてあげたくて、現場責任者LHに「タイ入国成功セリ」のライン文を飛ばした。

なにせ給料日が近いわけで、入金が遅れると困る人もいるはずだし、早いとこ溜まった仕事に取り掛かりたかった。

暫くしてラインの着信チャイムが鳴り、LHの第一声には我が目を疑う

「14日間は仕事場には来ないように」

てっきり「良かったネ」とか「オツレサマ」とか、「皆待ってますよ」みたいな、それ風の温かい返事があるものと思い込んでいたのだが、いきなり命令口調

一瞬固まってしまう私、まだ返事もしてないのに矢継ぎ早にピンポンピンポンと着信音がコダマした。

「なぜなら皆が恐れているから」

「ムガが戻ると知って、既に二人は田舎へ逃げましたね」

文章からはプンプン怒ってる感じが伝わり、LHの迷惑被り顔が浮かんできた。

「なに?…」
一瞬ブチ切れそうになる私

このご時世で仕事があるだけでも感謝せねばならんのに
逃げただと〜(#・∀・)ブチブチブチ


「じゃあなにかい?、日本にいる娘がバイキンだとでもいうの?」
怒りの脊髄反射、日本で撮った〇子の写真を数枚送りつけた。
元気にトランポリンでジャンプしたりアスレチックに登る写真
卒業式で友達と並んでピースサインする写真
いずれもマスクなんてしていない(県の感染者が5人の時)

実はそれを見れば疑心暗鬼も少しは緩まるかなと思ったのだ。

なにせタイ人の中では日本国=最危険国
日本人はバイキンマン
刺し身は毒盛り
タイ政府による北海道叩き、印象操作にまんまとハマってしまった庶民は中韓と同等以上に日本を恐れきっている。

「山の人たちは皆、明日から仕事しないと言ってるのですよ」

「私だって日本人と接触があるからと皆から怖がられてバイキン扱いされて…」

「私もコワイくて田舎に帰りたいのに我慢してるし、14日間は絶対ですよ」

命令調から多少嘆願調に変化したのでこれ以上の抗議は止めといた。

なんだ、LH自身が皆から危険視されて傷ついたって話ね
それで俺を敬遠か…

「最初から仕事へ行くとは言ってねーよ、ボケ!」 悪態が口からもれる

普段からオバケを信じて恐れるタイ人であるが、もはやコロナはオバケと同じ「見えない恐怖の象徴」、パニック状態であることが知れた。

なんてこったい
これだけの思いをして、無駄に散財して戻ってきたのに
ウイルス野郎の烙印を押されてゾンビ扱いかよ( ノД`)嘆かわしいゼ
(スワンナプーム空港に居ただけでもゾンビだよ?)

そういえばネットで見つけた写真にカレン族の村封鎖シーンがあった
↓↓

街から疎開してきたバイキンマンどもをバリケードで追い払う態勢
「きみたち同族だろ?」とは思うが、ろくな医療のない山の民である
ウイルスは悪魔の所業
エイズ蔓延の記憶もあるだろうし、感染即全滅と捉えているのだろうか

うちにもカレン族が3人居るが、無事に帰郷出来たかどうか
竹やりで突かれてはないだろうかと心配になった。

この時、ヨーロッパでの感染が爆発的に広がり始め、それに呼応するようにタイ国の感染者も激増する(隠蔽を公にしただけかも)
首都バンコクが閉鎖され、仕事を失った出稼ぎ組が大挙して田舎に帰るというので、チェンマイ人にとってはバイキン軍による総攻撃に感じるのだろう

「外国人だけじゃなくて、タイ人がタイ人を恐れている…」

LHの文章からは悲痛な叫びが読み取れた。



 
家に帰ると、早速元嫁の指令で息子がジャンボを戻しに来た

「おいおい、おめーの犬だろが、自分で面倒見ろよ」 
朝晩の薬はあげていたが、お願いしていたヒラリア&狂犬病注射へは行ってない
ついでにボロ雑巾のように汚れていたので洗ってあげた
この喜び様を見るとね (;^ω^)

「ハイハイ、コロナマン帰ったじょー、ガオー」 
お前だけだよ俺を恐れないのは…

息子はもちろんオヤジとの同居は選択外、母親の車で颯爽と去っていったww

そんなことで、14日間の自宅軟禁が開始されたのであるが
桜の蕾がそよ風に揺れる爽やかな日本から灼熱の熱帯地獄に急下降である


空気が澄んでいる  風は冷たいが、もうすぐ開花の息吹を感じた

そしてこちらはタイ国 ↓↓


日中47度を超えてるし…(;´д`)グワッ


しかも山火事が発生

PM2.5が1000に達するし…(´Д⊂ヽ、ギャーーー

肺の中にゴミが溜まっているような、喉がイガイガして咳き込むし、目はシバシバする、熱中症っぽい感じも…
全くコロナと症状が被っていて、紛らわしい事この上ない

気になると臭いを感じないような気がしてきて、日本から持ち込んだ鯖缶を開けてみると「ウッ!」と臭みが鼻を突いて少し安心 (;'∀')セルフチェックダス

「この落差、もう限界や!」
そう思ってTM-30更新がてらに空気清浄機を買おうと隠密で家電量販店へ向かうが、なんと都市閉鎖で閉店中だった!!!!
 

こうなったら籠城戦だ、PM2.5で肺機能を消耗しつつコロナ軍との合戦に備えるしかない。
クラっと気が滅入るので、仕事をして気を紛らすしかなかろうと思い、LHに電話
「何か仕事とコンピューターを持ってきておくれ」とお願いした

量があるから乗合いトラック(シーローデーン)を使うよう話したが
「シーローデーン? アンタライナ! ナーグルワ!(危ない!怖い!)」
なんて言ってバイクで運ぶという。

「門の外にポイ置きしますからね、ひゃひゃひゃひゃ~(≧▽≦)」 
受話器の向こうで高笑いするLH

皆に聞こえる大声で話すし、そうでも言わなけりゃ「日本人と濃厚接触した」と噂が広がり、自分までコロナ扱いされるのだろう…


来た来た、やっと来た

少しも肌が露出しない完全防備で現れたLHちゃん

ギコギコとロボットのような動きで荷物を降ろして
ドクター中松のスーパーメンをスモークにしたようなシールド越しにこちらをチラ見した

チラッ!
今から月にでも行くのか?

「おーい、お菓子のお土産あるぞ~」と、菓子包みをヒラヒラさせるが
「メアオ、メアオ、マイアオ~~(゚Д゚;)」 (いらない、いらない、いらない~~)
そう叫んで脱兎のごとく去っていきましたとさ

ダミダこりゃwww


そして今朝 ↓↓


日本国がタイ人の15日間ビザ免除を3月28日より一時停止に決定
これでVISA無し一般タイ人による日本渡航が不可能となりましたかね?

それに先立ち、日本からのタイ入国が禁止されましたからね
途中変更で労働許可証の取得者は入国できるようになったようです
画像はネット拝借スンマソ
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