いや~、14日外出自粛もあと三日、ほんとに暇でした
っていうか復帰しても皆から怖がられるんじゃないかと不安です
今回の記事はドキュメンタリーではなくて日記です
当然古い情報も混じってますので、もし最新情報をお求めの場合は他のサイトから最新情報を御精査されてください
3月中旬の新型コロナウイルス感染者がまだ二百数十人と少数だった日本国
郷里での感染者となると3人しかいなかった。
対してタイ国の感染者は30人いただろうか、チェンマイとなると1人か2人だと記憶する。
予約していたタイ国際航空(TG)のバンコク↔福岡、25日戻り便
いきなり27日に変更されていて驚いたのは日本へ渡航する数日前。
福岡空港に到着して飛行機のドアから出ると、ツーンとした寒気が流れ込んできて祖国に帰った実感が湧く。
すぐそばにTGスタッフがパネルを掲げているのが見えた。
そのパネルには何人かの名前が書いてあるが、あれ?私の名前もある
「減便によりバンコクへの戻り日が変更になったのはご存知だと思いますが、国内線お乗り継ぎに関してはご自分で電話して変更しなければなりません」
「は~、なんのこっちゃ?」
勝手に国際便の日にちを変更しといて国内便は自分でやれというの?
さすがデカい方が偉いのタイ国ですなァ
TG社様よりも小さい存在の客は命令に従えってわけ?
一瞬そんな皮肉が口から出そうになるが、この末端社員に噛みついたとて埒は明かない、ハイハイと従うことにした。
今回、コロナ騒動中に一時帰国した理由は他でもない、単独で日本へ移住した娘の卒業式に参加するためである。
移住して1年と3ヶ月、学校成績こそガタガタで振るわなかったが、なんとか潜り込みに成功して友達も増えたという。
お婆ちゃんの意見では「泣いて登校拒否にならなかっただけ上等」
初期の頃はクラスのオツボネ様グループから嫌われて総無視の虐めにもあったようだが、心あるクラスメートの助太刀もあり、また若き担任教師のタイムリーな大岡裁きに助けられて事なきを得た。
慣れない異文化に食らいついてよく我慢したなと褒めてあげたかった。
そんな娘はコロナの影響で早々と春休みに突入していたが、外で遊んだりするのは学校から禁止されている。
長い長い春休み、暇で持て余しているようだ。
狭いマンションで食っちゃ寝食っちゃ寝の毎日では激太り間違いない
オヤジが日本にいる間は付き切りで勉強したり遊ばせたりするつもりだったが、約束の東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンのみならず、プレイランド類は軒並み閉鎖されていた。
「つまらない卒業祝いになりそうだな…」
大型ショッピングモールのお手洗い
アメリカからの言い掛かりに従っていた
ブルータスお前もか…
到着早々、まずは胃腸内科へ
忙しい医者の登場を待つ間、診察部屋の壁を見るとヘリコバクター協会の資格証書が掛けてあるのが目に入った。
「これはいけそうだ」 と期待値が上がる
前回の11月に診てもらった時には「ピロリ菌検査の結果がでるのに5日程必要だから」といわれて今回に延期したのだ。
まさかの事態を想定して10日間という余裕の日程を組んでいたが、なんとタイの病院で処方された薬に問題があると指摘された。
その薬、飲み終わって10日後でないと検査しても正確な数値が出ないという。
「あイターー…」 落胆激しくガックリと肩が落ちる私を見た医者様
「じゃあ、この薬を飲んでみてください」
何にでも効く薬だからとお墨付きの良薬をいただけた。
タケキャブ20mg
この薬には驚いた、いうなれば一発でスクワット級
あれほど苦しんだ夜中の胃痛が瞬間に消えた
特に逆流性食道炎には効果がありそう
卒業式の朝
ちゃんとポンポンは入ったの? うひゃひゃひゃ
「いちいちうるさいな、ちょっと黙ってて!」
ナーバスになる娘がお婆ちゃんに言い返す
もうお婆ちゃんと同じ身長
今時の卒業式では衣装がレンタルだそうで
予約するのに指定の場所に並らばないと借りられない
一緒にイオンまで連れて行ってくれた伯父ちゃんに感謝(`・ω・´)ゞ
オヤジの衣装はジャージにサンダルってわけにはいかず、販売員の説明で「若々しい」といわれる紺色のスーツに斜めストライプのネクタイを購入した。
(若々しいってなんじゃい!)
今年は新型コロナウイルスの影響で卒業式の開催が危ぶまれた
各地の教育委員会ではスッタモンダの激論が展開されて、それぞれの場所で強行するのか中止にするのか任されたらしい。
娘が所属する地方では決行となったが、それでも45分以内の簡易的な式に限定された。
校長から卒業証書を受け取るのはクラス代表のみ、家族の参加は二人までとなる。
卒業
体育館はフルオープンで風通し良く、冷たい寒気が気を引き締める
(寒さに弱いオヤジだけガクブル( ;∀;)
保護者の皆さんは30~40代前半だろうか、確かに若々しくて世代の違いを感じた
もうなんというかイケメンと美女だらけで圧倒されそうになるが、隣に座ったお父さんはまさかのジャージ姿に茶髪、始終スマホと睨めっこしていた。
変なオジサンは俺たち二人だけかな?(。-`ω-)
舞台の上に颯爽と現れた校長先生はマスク無し
ビシッと厳格な姿勢で号令をかけると
「おーー!」という卒業生たちの声が館内に響き渡り整列する
タイ小学校のダラダラしたアットホームな雰囲気も良かったが、こちらの規律正しさが半端なく正解に感じてしまう (猫背で震えるオヤジも背筋が伸びる)
これから人生の荒波と戦っていかねばならない子供たちを思うと
ドラマ「坂の上の雲」で見た明治時代の日本海軍を思いだして少しウルッとなる
みんな、日本国を沈没させないよう、もっと盛り上げるよう頑張ってくれ
(日本の将来は君たちに託す そんな気持ちになりますね)
最後に合唱の時間となり、4曲をフルコーラスで歌い上げた
「仰げば尊し」ではなくて、何か今風の歌だと思うが、古い世代のオヤジにはサッパリ、でも泣いている子もいるからきっと良い歌なのだろう
『仰げば尊し』は、1884年(明治17年)に発表された日本の唱歌。卒業生が教師に感謝し学校生活を振り返る内容の歌で、特に明治から昭和にかけては学校の卒業式で広く歌われ親しまれてきた ウィキペディア(Wikipedia)より
オヤジ世代では、やっぱりこの歌 ↑↑
最後の「いざさらば」でブワッと来ますけどね(´;ω;`)
最後の授業
卒業式も無事に終わって一同は教室に移動
はいからさん先生からのメッセージを賜りました
あ 愛
い 命
う 運
え 縁
お 恩
しかとチョウダイしました~ <m(__)m>
先生はまだお若いし6年生は初めてじゃないですかね?
プレッシャーの中をよく頑張られました、お疲れ様です
また五年生三学期から突然の異分子の参加、随分とお手間を取らせてしまい感謝しております。
6年2組のテーマソングをみんなで歌って
マスクを外して記念撮影で解散
晴天の下でも記念撮影
親友の二人に挟まれて
中学校でもよろしくね!
卒業式の感動冷めやらぬ中、新型コロナウイルスの感染が欧米諸国に拡大してしまい、いつWHOからパンデミック宣言がなされるのか秒読みに入っているように感じた。
急激に感染者が増えたイタリアやスペインでは10%に近い致死率となり、この新型の武漢肺炎が危険なウイルスであることが決定的になる。
まるで呼応するようにタイや日本の感染者も増え始め、世界はただならぬ緊張感の中に置かれた。
もし1週間ずれていれば卒業式は中止になっていたかもしれない
ともあれ落第にはならず
まずの目標である卒業証書を手に取ると感慨もひとしお
またいつの日か、マスク無しで笑い会える日か来ることを祈り 祝杯