娘が小学校3年生の時
就寝時に読んであげたマンガがありました
江ノ島に一人で住んでいるりんちゃんは小学4年生
学校へ通う傍ら、事故で亡くなった両親が営んでいた食堂を継いで生活費を稼ぎ、将来の夢である学校教師を目指すという話です
マンガなので非現実的ではありますが、個性ある登場人物との人情味溢れるふれあい、ほっこりと心あたたかくなるエピソードが魅力でした。
翻って、何かと我儘で自己中な娘です
「一人で住むと、こんなに大変だのだぞ」という啓発のつもりで読んで聞かせましたが、主人公とは同年代ということで感情移入もあったのでしょう
りんちゃんはお友達という認識でした
「パパー早く読んで お願いします!」
毎晩のようにエピソードや事件を楽しみして、ベッドで足をバタつかせて待つ娘
時々、息子が二階に上がってきて一緒に聴いてました
一日が終わる度に集計して残金を確認
経営状況に一喜一憂するりんちゃんです
対してお金を持たせると瞬間で使っちまう性格の娘
りんちゃんに倣って金銭感覚を身に着けるという効能も期待しましたが、
それは無理だった?
興味のある方はamazon検索でご一読下さい
先週末に姉から緊急連絡が入りました
お婆ちゃんが入院した
「まさかコロナで?」 (;゚Д゚)
つい先日、近隣都市の病院にて17人の院内感染
クラスターが発生したばかり
戦慄が走り、冷や汗が流れます
送られてた写真がこれ↓↓
バスが来たので慌てて乗ろうと思い、走って転んでしまったと
左手を突いたのでバキッと骨が折れて、手首から曲がっていたらしいです
「なんてこったい、こんな時に…、
でもコロナでなくて良かった~(´Д⊂」
(骨が折れて良かったなんてこたない)
急遽入院となり、二日後に手術で繋げましたが
しばらく退院できないということです
すっかり弱気になってしまったお婆ちゃん
院内感染を覚悟したのか
「いままで良い人生だった、ありがとうね」
とLINEトークにありました
姉はお婆ちゃんの世話と娘の世話と仕事と同時進行、てんてこ舞い
そういうことで、土日の二日間は伯母ちゃん家でお泊りの娘なのですが、伯母ちゃんは平日仕事で忙しく、フルに娘の面倒は見られないのです。
娘は娘で遠慮したのでしょうかね、本人の希望により
「リアルひとり暮らしの小学生(卒)」となりました。
(; ・`д・´)マジで?
驚きましたね、タイに住んでいた時は独りでは何もできなかった娘です
こうなったらセコイ費用計算など度外視
毎日電話しては「鍵かけてる?、ガスは止めた?、風呂に入った? 歯磨きした?」
確認を取らねば心配になります
(ネット通信はGoogleファミリーリンクにより制限されている)
「皿を洗った? 掃除機は? 洗濯物は干した? 金魚に餌をあげた? 今日は何の勉強した?」
今年は新型コロナのせいで二か月の長い春休み
非常事態宣言により始業は5月のゴールデンウイーク明けに成りましたので
その間、ダラダラと狭い家の中で過ごさねばなりません。
「お菓子は食べないでヨ、甘いものはストップ、もっとデブになっちゃうよ」
伯母ちゃんが朝晩のご飯を用意してくれるので、完全な独り暮らしではないにしても、直ぐにでも飛んで帰りたい気持ちになります。
しかしタイ国では非常事態宣言により海外渡航は禁止、国内移動すら県境をまたいだ移動は禁止されているので帰国は不可能
22時から翌朝4時まで夜間外出禁止令でもあります(出ると逮捕&罰金)
「なんてこったい… 遠く離れて、俺もお前もひとり暮らしとは…」
その軍政モドキによる強権発動の効果があったか、ここ三日間は新たな感染者が102人→51人→36人と減ってきていますが、今週の決定により学校新学期の始業が7月1日からと延ばされてます。
武漢ウイルスが収縮しているのか、或いは拡張しているのか真実がはっきりしませんね。
「嘘つくなよ、日本では嘘つきは泥棒の始まりだぞ」
「タイ国みたいに嘘も方便は通じないぞ、オンラインの塾は何をやったのか?って聞いてんだよ!」
「そんな事わかってるよう!、ちゃんとやってるんだから…」
毎回返す刀の娘とグダグダやりあいます
そういう事で再度の一時帰国は叶わず、娘の単身生活を指をくわえて見守るしかありませんが、今ならスラスラ日本語が読めるし、またリンちゃんの活躍が知りたいというので、毎日一節ずつマンガを写真に写して送ってあげてます。
本を買ってあげようかと話しましたが、いや、少しずつLINEで送って欲しいと言います。
幼少の頃のオヤジとの記憶を辿っているのかなぁ
頑張れ娘よ、りんちゃんから学べ
身支度は自分で行い、金銭感覚を磨いてくれ、それが将来の武器になる