あれよあれよと言う間に年末だ
今年は色々とありすぎてブログに記す気にもならずに過ぎて行った
2月に患った帯状発疹から身体の異変が始まって
7月から始まった腹痛には断続的に悩まされている
最近はもも裏に大きな吹き出物が、ちょうど椅子に座るとエッジに当たる箇所にできていて、痛いのでお尻を前の方に付き出す格好で座っている。
それも出たり消えたりで慢性化しつつあるし、単に座り過ぎなのかもしれないが、もしかして内蔵と関係するのではないかと疑えばきりがない
今日はシャワー時に左腕の裏側にもシコリがあるのに気付いた、このような腫瘍が内臓のあちらこちらにと思うとゾッとする
すこし食べ過ぎたり、油ものや肉類を摂ると胃がズンっと重たくなり
夜中にあの忌々しい腹部痙攣が始まる
眠っているとチクチクとした痛みを伴って内蔵の何処かがブルブルガクガクと震えて目が覚める
あまりの痛みに目が覚めて時計を見ると夜の2時すぎ
「またしても3時間連続が限界なのか…」 水を飲みながら睡眠をとれずに朝を迎える日もある
おかげで昼食後は強烈な睡魔に襲われて気付いた時には椅子の上でガックリ寝落ちする
薬でごまかしごまかし過ごしてはいるが、副反応を恐れたとしても食生活改善以外にはこれといった対処は思いつかない
過敏症腸症候群、逆流性炎症、胃潰瘍十二指腸潰瘍 のいずれかだと安心なのだが
顔に黄疸などの症状は見られないものの
胆嚢や膵炎も疑わしく感じてしまう奇妙な痛み どの臓器が原因なのか特定できずにいる
78㎏の軽肥満体だった体重は74㎏と少し軽くはなったが、76㎏にもなると症状が再発するようなので
もはや外食をする気にもならず、なるべく低カロリーな自炊で賄う日々となった
ユーチューブ動画で研究をするに従って料理の腕だけが向上する実感
高校生の息子が喜んで研究結果を腹に搔っ込むのを見るのが目下の楽しみだ
そんな引き籠り生活の長い息子、本日から学校が再開されるとあって緊張の面持ち
土曜日なのでギフテッドクラスの子だけが集結、空いた道路を新しいバイクで快適に送迎した
あまり感情を表に出さず無口な性格となっていた息子だが、本日は表情が幾分か明るんでいてバイクの後ろで冬の冷たい風に吹かれて「ひゃー!」と感嘆詞も聞こえるし、穴蔵から太陽の下へ解放された実感を味わっているのが伝わった
今年こそは!と意気込んでいた数学オリンピックも空振りに終わったようでテンションが落ち込んでいたからね
今回からは出題傾向が変わってしまって過去問が役に立たなかったと言っていた
なんでも、これまでは中央で管理していた出題がそれぞれ地方に振り分けられたような話をしてたが
コロナ禍により数学オリンピック組織が崩壊したりして、まったく違った形態に変化したやもしれず
「そっりゃ、残念だったな~…」というしかない
2020年の春 高校生になる直前にコロナ騒動が始まり入学式が行われたのかどうかも記憶にないが
いきなりのオンライン授業となり、コロナが落ち着いた秋10月から2月までだけが通学期間
長い春休み後に始まる2年生は デルタ株の流入と同時に自宅学習に、ふたたび穴熊生活
今現在はオミクロン株の懸念はあるものの12月末でやっとこさ高校2年生の始まり
失われた「青春時代」を取り戻す段階に入ったのだ
3年生からは大学受験で忙しくなるだろうし、残されたわずかな日々を目一杯使って青春を謳歌して欲しい
今流行のちょんまげヘアスタイルで意気揚々と校門を潜っていった
日本の娘といえば、自宅学習は中学1年生の数か月だけだったような記憶があるが
卓球部にドハマりして楽しい中学2年生を過ごしているようだ
本日から修学旅行ということで、京都奈良へ旅立った
準備で浮かれて大騒動だったとお婆ちゃんから聞いているが
「遊びに行くんじゃないよ、勉強に行くんだよ」
「鑑賞した内容は試験に出るからな、お寺の説明を聞きながら眠るんじゃないぞ」
そうグダグダ言うとウザがられるので電話はしていない
来年からは高校受験対策、行ける学校があればいいね
仲の良い友達は皆 公立の進学校希望だそうで
娘の学力はメキメキと向上しているものの それは焼け石にお湯
ひとりだけ職業訓練学校だとつまらないだろうからね
なるべく農業校でも水産校でも畜産校でも運動校でも?
進学できるように、できる範囲で頑張って欲しい
そしてオヤジなのだが、こちらが一番心配(笑
というか本題
コロナ禍の不況をまる被りで、経済的に大打撃
今年11月には追い打ちを掛けるように従業員のデーンがコロナに感染した
社内に戦慄が走ったのが記憶に新しい
他の従業員たちが恐怖のどん底に叩き落されてしまって、将来を期待された二人の新人さんが山に逃げ帰ったまま
もうニッチモサッチモどうにもブルドッグ状態に追い込まれた
まずノンホイ地区にある特別無料コロナ検査場にて関係者全員でATK検査
検査結果を待つ緊張の一瞬
ズバッと突っ込んでグリグリグリ
幸運にも検査結果は全員陰性
不安感いぱいいっぱいの胸を撫で下ろし
アラウンド2の女子たちも、リバウンド5の元女子たちもw 涙目で喜びを分かち合った
イエーイ! 安心した~
ペラペラの陰性証明書には印がない?
ところが それだけではご近所の皆さんの不安が払拭されなかったようで
この頃 チェンマイは連日1千人を超える陽性者を輩出する危険地帯でもあるし
急遽 プーヤイバーン(町内会長)の決定によりコロナ検査隊のお出ましとなった
会場となるお寺さんへと再び従業員を引き連れて出動するのだが
集結する町内民のなかには車椅子で到着する後期高齢者も多くて
そのご家族からの白い視線に晒されながら 自ずと頭をペコペコ下げて歩くという謝罪会見ふうの行軍となった
近所のお寺の境内 なんと軍隊までが出動している(汗 手続するブアさん↑↑
二日連続のATK検査は鼻の奥奥まで綿棒を突っ込まれてグリグリ、女子たちは涙目
「もう勘弁して〜」って表情で涙をふきふきしながら暫し待機
結果発表がナンパヤバーン(看護婦)の甲高い声で発表される
「全員陰性!」
近所の皆さんの悲壮に凍った顔が一瞬で緩んだのを感じた
「うちのボケ社員が迂闊にも夜遊びで感染しちゃって、ホントに申し訳ない」
そう心の中で謝って へこへこと退散するしかない
意外とフレンドリーな出張検査隊のみなさん
感染源であるデーンの事は以前記事にしたと思うが、勤務中の長電話を注意した時に逆切れされて困らせてくれたあのデーンだ
あの時は就労ビザ更新を目前に控えて 法律で定められた4人の正社員を減らすわけにも行かず、途方に暮れて好条件を提示することによりデーン残留をお願いした
まんまとハメられた形であるが、ここチェンマイでは労働者の発言権が1番強いという信じられない常識が支配する場所柄ゆえ、マネージャーであるはずのLHは思った通りの展開に持ち込めてさぞかし自分の手腕
すなわち利益分配成功に鼻高々だったと勘ぐる
そんなデーン、不良品を大量に作ってくれる常習犯でもあり、作り直しで損失を被った事件は1度や2度ではない
その都度、責任者のLHはデーンを守るようにして「自分の管理が悪い」と謝るので閉口した
私がLHの事を強く叱れない立場である事を上手く活用しているのは明白だった
アル中糖尿病のデーンが夜遊び大好きなのは周知の事実
10月には飲んだ帰りにバイク2ケツで帰宅途中、トラックにぶつかって脚に怪我したと長期離脱したばかりだ
最小単位で運営する会社なんてのは、ひとりの欠員で利益が吹っ飛ぶのが通例
「こいつをなんとかしてくれー」と責任者のLHに強く愚痴った記憶が冷めないうちにコロナ感染離脱とあって
もはや私の堪忍袋の緒が切れる寸前にまでに達した
「あの~、デーンを解雇した方がいいかな」
「ならば3か月分の給料を払ってあげてください」
「へ? なんで迷惑千万な従業員に好条件を提示するの?」
「法律ですから」
そんな無意味な会話を何度かするうちに 案の定
LHは「彼女はゴメンナサイと謝っている」と言い、なんとしてもデーンを庇おうとする姿勢を貫いた
「まだ謝ってないよ、何も見ていないし何も聞いていない!」と言い返してみる
ムッとなってプイッと出てゆくLH
そのうちデーンの話になると踵を返して無視を決め込むLHに対して怒りが爆発した
バイクのシートをバンバン叩きながら逃げるLHを呼び戻して
「まだ話は終わってないでしょう、デーンは何時から出社できるのかを質問している」と詰問した
それには逆上したLHが目を真っ赤にしてタイ語でベラベラ反論するも意味が聞き取れない
「なにこいつ逆切れしてんだ?」とは思う物の、正確なタイ語が自分の口から出ないので諦めた
しばらくしてLHとデーンのLINE会話スクショが送られてきた
ふたりは「ピーLH」LH姉さん 「ノーンデーン」デーン妹ちゃん と呼び合ている事を知った
なんだなんだ?義姉妹の契りでもあるのか?
「50代にもなってピー&ノーンはないだろう」とは思うが、ここは田舎のチェンマイ人
結婚生活が破局したあとのデーンは暫くケバケバしいメイクで胸元が開いた衣装など身に着けていたが
いまでは激太りして再婚の可能性は無きに等しい
また二人には80歳の老母がいる
そんなデーンに対してLHの同苦同悲の心というか 共感や同情みたいな気持ちが涌いてもおかしくはない
おそらくそれをデーンが自身の防波堤として活用しているのは間違いない
つまり、義姉妹と思っているのはLHの一方通行のはず
そしてデーンの文章には「会社や皆さんにご迷惑をお掛けしました」と謝罪の言葉が綴られていた
こうなれば強引に叱る事もままならない
たとえLHの創作した文章であろうとも大人しくデーンの復活を待つしかなかろうと
「はやく仕事に来て欲しいね、今回悪いのはコロナであってデーンじゃないからね」とLHに歩み寄りを見せてあげた
「そっかそっか…」と、LHの妹分を思う気持ちは美しいものであるが、ここは学校ではないし、またお寺でもない
授業料も寄付タンブンもないのが会社組織である
会社は稼がねばならぬ 厳しい言い方をすれば損失をもたらす従業員は不良債権でしかない
「そんなにタンブン(布施)したければお寺で寄付してくれ」
「学生気分なら授業料を会社に払って欲しい」
そう怒りの念がふつふつと湧き上がるものの、
傷つきやすいピュアなタイ人女性に対してキツイ皮肉は禁句というものだ
そうこうするうちに、デーンからのLINEスクショがLH経由でポーンと投げ渡されてきた
ほかに補足らしきLHからの文章はない
なにやら仏画と一緒にタイ語がずらずら並んでいるが
詩のような言い回しで読み取るのに苦労する
どうやら退社するという意志表明であることだけは理解した
家の前にお店を作って販売しながら母親の面倒を見ると書いてある
同時に、LHの態度が硬直化してゆき険悪なオーラを醸すようになった
長くなったので 続きはまたいつか