平成23年11月27日、知花公民館ホールにおいて、「第37回知花老人クラブ演芸の集い」が開催さ れた。今回の演目には子ども会メンバーが56年前の伝統芸能である「美里知花」や老人クラブによる「新・銘苅子」が披露されることもあり、会場は立ち見が出るほどのにぎわいとなった。
演舞の前に特別出演となった「美里知花」について、以下の通り解説があった。
「美里知花」の意味合いは美里間切りの知花との事であります。1955年を最後に途絶えてしまった「村芝居」の中の1演目で、村の若い青年によって踊られた「ゼイ踊り」の一種である。当時、踊った金城武雄さんが56年前に1回しか踊っていない記憶をたどりながら子ども会のメンバーに唄・三線の指導を行なった。特徴は「スリ !スリ !スリ ! サーサー !」の掛け声とともに足を高く蹴り上げ、カマキリのように棒を振り回し、一回転するなど短い曲ながらも激しい踊りです。
当時は2番までの短い踊りであったが、今回は1番・2番を繰り返して演舞致します。
・踊 り/栄野比和光、知花朝盛、兼島大悟、嶺井翔太、呉屋智一、與那善一、兼本之輝、
栄野比貴光 8名
・三線/兼本康輝、中村 翔、
・太鼓/池原次治
又、「新・銘苅子」は27分と長く「涙あり笑いあり」の歌劇が披露され、会場割れんばかりの拍手がおくられた。
▲56年ぶりに復活した美里知花
▲新・銘苅子を踊る島袋ヒデさんと浦崎清子会長
▲キジムナーが現れる新・銘苅子の一場面
≪沖縄タイムス記事抜粋≫