子育てに疲れて、
食べる事だけが楽しみ?
アイちゃんの子供達、ちょこちょこ動き回るようで、
最近まとまって見る事がなくなりました。
もしかしたら、もう何匹かはそこらをうろついている内に、
自然とどこかの里子になってしまったのかもしれません。
危険な賭けでもあるのですが、手間とお金のかからない、
可愛いい盛りの子猫さん達が、企画も実行も自ら行うキャンペーンでもあるようです。
そして、よっぽど運が悪くなければ、
「売り込み」は大成功を収め、
私のようなお人好しで、潜在的に猫が好きな人の家へと
まんまと潜り込み、その家のミヤ様から将来のミカドへとなって行くのでした。
アイちゃんもラブカンやツキさんと同じ家の出で、
子供の頃は、金網の向こうにある元飼い主さんの家の庭で、
クマゼミを苛めていました。
私が「やめれー!!」と何度も大声で叫んでも、
まるで子供がゼンマイ仕掛けのおもちゃで遊ぶみたいにしていました。
セミさん、アイちゃんが飽きた所で、よろよろと這い出して命からがら
逃げおおせたようなのですが…。
家宅侵入罪になる訳にもいかず、子猫相手に叫ぶしかなかった私が
今でも悔しい―。
アイちゃん、「愛くるしい顔して、何て残酷な子。」と思ったものでした。
多くの人間のように、わが子を持って、「生けとし生ける物全ての命が大事な物」
―と、自覚するようになったのかどうかは…謎なのですが。
子供がいて体力使って大変でしょ―なんて甘やかしていたら、
頻繁に擦り寄って来るようになってしまいました。