3匹の姉弟の中でキイタンだけが残った時、
実は「何でこんな地味な子が残ったの~。」
と思ってしまい、それが悲しみをさらに盛り上げていました。
今でもいなくなった2匹は、美猫で惜しかったとは思っています。
でも、一緒の日々を送る内に、キイタンがかけがえのない存在になって
行ったのでした。
キイタン、中身がいいしね。
不思議な事に、キイタンと仲良く過ごすようになってから、
芋虫、特にキイタンに似た感じの模様の芋虫が全然怖くなくなり、
「かわいぃ~っ!!!」とすら思うようになりました。
昨日も買い物に行った帰りに、道の真ん中にいた芋虫さんを見つけました。
最初、内臓破裂で死んでいると思いましたが、
生きていて、アスファルトに付いていた染みは、何かの実の潰れた物のようでした。
私は落ちている葉っぱに芋ちゃんを乗っけて、道の端へと持って行きました。
「せっかく助かった命なんだから、絶対成虫になんなよっ!!」
と言って別れました。