ちびっころんず:☆: ~のんびり会報告書~

こんな日本の片隅でも、
沢山の猫さん達との出会いと別れ、そして再会があります。

ごめんねツキさん

2008-08-09 17:55:25 | ツキさん(会員№5)
▲道端で寝そべって涼む、夏の夕暮れ。


 先週の金曜日、キャリーバッグを持って、ツキさんを迎えに行きました。

 会社を帰ってからなので外はすっかり暗くなっていました。
家に帰るとツキさんは唸りだし、キイタンも怪しげな声で鳴き出しました。

 今年の春先まで仲良くしていたのに、
もうお互い忘れてしまったのか、覚えているけどお互いウザい間柄になっていたのか。

 一触即発の状態でしたが、雷が鳴り響き、激しい雨が降って来たので、
ツキさんは家にいて、私の枕元で休んでいました。

 日曜の朝、ツキさんは家にいませんでした。
呼んでも猫が隠れていそうな所から出ては来ませんでした。
ベランダの網戸が開いていたので、そこから屋根伝いに出て行ったのでしょう。

 もう無理に連れ戻すのはやめようと思いました。
毎日いそうな場所を通って声をかけるようにはして、寒くなったら自然に帰宅するのを願う事にしました。
ツキさんは野外生活が性に合っていて、キイタンも情緒不安定になりそうなので。
キイタンは(というより猫さん達は、ある年齢以上は)1匹でも全然平気で、
逆にそれが嬉しいくらいなんだ。

 でも、ツキさんはどこへと行ったのでしょう。
もう会えないかもしれないと覚悟もし、
もう会わない事でツキさんにも覚悟ができて、新しい世界が開けて行くのかもとも
考えましたが、おとといの会社帰りに会う事ができました。

 ツキさんは恨んでいる様子もなく、
普通に嬉しそうに鳴きながら寄って来ました。
もう一度会えたらあげようと買った魚肉のかたまりを
暗闇の中で食べてもらった後でツキさんと別れました。

 ごめんねツキさん。
私が大金持ちで、広大な庭と沢山の部屋数のお屋敷を持っているのなら、
こんなままにはしておかないのに。



にほんブログ村 猫ブログ 兄弟猫・姉妹猫へ



この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マタタビはオトニャの味? | トップ | 私のトイレは私が作るのッ! »
最新の画像もっと見る

ツキさん(会員№5)」カテゴリの最新記事