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観劇の感想もろもろな備忘録。
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『クラウドバスター』ストーリーと感想

2011-12-19 17:11:18 | テレビ
銀河チャンネルで放映された、劇団MOTHER『クラウドバスター』を観ました。

ストーリーと感想を備忘録として書きます。
※ネタばれがありますのでご注意ください。
※文中の敬称は省略させていただきます。


【脚本・演出】
G2


【出演】
ルバニア伯爵/ヴラド・ツェペシュ:升毅
カーミラ:牧野エミ
宮城:宮吉康夫
高田:高倉良文
松戸:奥田義人
美弥子:福山亜弥
邦さん:阿川領一
多恵子:伊東妙子
本村:木村陽子
涼子:河居綾子
奥平:西村健
水島/ヘルシング:清水順二
ダントン:垂水徹
ドミニク:住田圭子
警官/夜飛ぶ獣1:萬谷真之
山田/夜飛ぶ獣2:湯田昌次
伝助:松利光
ライヒ:腹筋善之介
桑野:コング桑田(リリパット・アーミー)
畑山昭子/エリザベート:岩橋道子(ラッパ屋)


【公演】
2001年


【ストーリー】
物語は時代を越えて綴られていくファンタジー。発明家のライヒは怪しげな「オルゴン」という物質を使い、詐欺容疑で逮捕されるが脱獄して東京に行く。
1413年、ルーマニアはトルコと戦争をしており、グランド・ツェペシュは、残虐な殺戮を繰り返していた。やがてルバニアに乗り移られて…。
1958年、東京では日本電波塔(東京タワー)の工事が止まっていた。鳶の高田、松戸はオバケ騒動が原因とみて、真相を確かめるために電波塔に登った。桑野が登るをの躊躇していると、叫び声と共に高田が落ちてきた。
翌日、電波塔の作業場で雑誌の取材が行われた。翌月公開する映画、「ドラキュラ伯爵」に見立ててルバニアと共に写真を撮るという。実は、担当の記者の本村の体にルバニアの妻が乗り移っていたのだ。
オバケ騒動を聞きつけたライヒは、発明したクラウドバスターでお化け退治をしようとやってくる。
日本電波塔を舞台に、月に住む魔物たちと過去と現在の人間たちの虚々実々が交錯していく。


【感想】
G2らしいファンタジー、ツボを押さえた脚本と演出。ぐっ。。とくるところもしっかりあるし。
過去と現在が交錯するお話なのに、観ていて混乱してこないがよかった。作品に集中できるから。

ルバニア伯爵役の升毅、カーミラ役の牧野エミ、宮城役の宮吉康夫、桑野役のコング桑田は登場するとそれだけで目がいってしまうし、台詞の多い少ないに関係なく魅力的♪ライヒ役の腹筋善之介は役柄なんだとは思うが、空回りしている気がして、観ていて時々しんどくなった。テンションの高さはコントロールがきいてないと、周りと調和しないというか浮いてしまう。
全体としては中だるみもなく、楽しめたファンタジーだった。


【余談】
舞台を観ていていつも思うのは、板の上(舞台)というのは残酷なところだなぁ。。ということ。良くも悪くも、役者の力量やその人なりがそのまま出てしまう。

この作品は劇団MOTHERの解散公演。実はこの作品が劇団MOTHERの初見だった。全く私事だが、90年代~2000年代の半ばくらいは観劇どころではない状況で、自分のことやしたいことより、優先順位が高いことが目白押しだったので。まぁ、そういうものなんだが現実は。
そんなこんなで、この頃は全く観劇から遠ざかっていて、はた。。と気づいたら、全然観ないうちに劇団がどんどん解散しているということになっていたわけだった。悲しいやら悔しいやら…。
生の舞台はもう永久に観ることができないが、こうして放映されたり、DVDで観ることができるのが救いかも。




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