3年の担任はまだマシなほうでした。
本当にひどかったのは、息子が不登校になった2年の時の担任です。
卒業証書を受け取った日、1年次と3年次の担任は来ましたが、2年次の担任は来ませんでした。
既に他の学校に異動していたのです。
突然異動になった理由は、息子と同じクラスの女子と交際しているという噂のためでした。
保護者会で
「うちのクラスはS君がいるので不登校が増えてます」
と言って、ヒンシュクを買ったのもこの先生です。
自分のクラスに不登校が多いのを、特定の子供のせいみたいに言うなんて、教師としての常識を疑います。
ほかのクラスと比べて宿題が多いのも不公平だし、子供たちによれば、とても口うるさくて怖いということでした。
5月の家庭訪問の直前に、息子は病気でもないのに初めて登校を渋りました。
Pというクラスメートに目を付けられていることは聞いていたので、私は厳しくとがめずに、
「じゃあ、今日はのんびりしなさい。でも明日からはまた行くんだよ」
と言いました。
その翌日、約束どおり登校した息子はぷんぷん怒っていました。
「どうしたの」
「カワグチにおとといノート貸したんだけどさ」
カワグチ君は部活の友達です。
「俺が休んでる時に返しに来て、机に入れていったんだよ。そうしたら生活委員が『置き勉』にカウントしやがった」
『置き勉』というのは、勉強道具を学校に置きっぱなしにすることで、生活委員が毎日チェックするのです。
「それはおかしいね。休んでて持って帰れなかったのに」
「連絡ノートに書けば先生が取り消してくれるんじゃない?」
上の子が言うので、それがいいということになり、息子は経緯を連絡ノートに書きました。
ところが、その翌日、息子はもっと怒りながら帰ってきたのです。
「今度はどうしたの」
「これ、見てよ」
言いながら、連絡ノートを私に突きつけます。
『休んでいる間に友達が机にノートを入れたのに置き勉にされました』
というコメントの横に、先生の字で、
『どんな理由でも置き勉はいけません。ちゃんと持ち帰ろう』
と、書いてありました。
「何これ。学校に来てないのに、持ち帰れるわけないじゃん。
Bが休んだことさえ覚えてもいないの?だとしても、はっきり書いてんのに」
「だろ?おかしいよ」
息子はまだ憤懣やるかたない様子です。
「ちょうど明後日家庭訪問だから、私が先生に言っとくよ。ちゃんと取り消してもらおうよ」
となだめると、息子はようやく納得したようにうなずきました。
家庭訪問の時に私から説明して、さらにPと同じ班にならないようにくれぐれも頼んで、とりあえず事はおさまりました。
本当にひどかったのは、息子が不登校になった2年の時の担任です。
卒業証書を受け取った日、1年次と3年次の担任は来ましたが、2年次の担任は来ませんでした。
既に他の学校に異動していたのです。
突然異動になった理由は、息子と同じクラスの女子と交際しているという噂のためでした。
保護者会で
「うちのクラスはS君がいるので不登校が増えてます」
と言って、ヒンシュクを買ったのもこの先生です。
自分のクラスに不登校が多いのを、特定の子供のせいみたいに言うなんて、教師としての常識を疑います。
ほかのクラスと比べて宿題が多いのも不公平だし、子供たちによれば、とても口うるさくて怖いということでした。
5月の家庭訪問の直前に、息子は病気でもないのに初めて登校を渋りました。
Pというクラスメートに目を付けられていることは聞いていたので、私は厳しくとがめずに、
「じゃあ、今日はのんびりしなさい。でも明日からはまた行くんだよ」
と言いました。
その翌日、約束どおり登校した息子はぷんぷん怒っていました。
「どうしたの」
「カワグチにおとといノート貸したんだけどさ」
カワグチ君は部活の友達です。
「俺が休んでる時に返しに来て、机に入れていったんだよ。そうしたら生活委員が『置き勉』にカウントしやがった」
『置き勉』というのは、勉強道具を学校に置きっぱなしにすることで、生活委員が毎日チェックするのです。
「それはおかしいね。休んでて持って帰れなかったのに」
「連絡ノートに書けば先生が取り消してくれるんじゃない?」
上の子が言うので、それがいいということになり、息子は経緯を連絡ノートに書きました。
ところが、その翌日、息子はもっと怒りながら帰ってきたのです。
「今度はどうしたの」
「これ、見てよ」
言いながら、連絡ノートを私に突きつけます。
『休んでいる間に友達が机にノートを入れたのに置き勉にされました』
というコメントの横に、先生の字で、
『どんな理由でも置き勉はいけません。ちゃんと持ち帰ろう』
と、書いてありました。
「何これ。学校に来てないのに、持ち帰れるわけないじゃん。
Bが休んだことさえ覚えてもいないの?だとしても、はっきり書いてんのに」
「だろ?おかしいよ」
息子はまだ憤懣やるかたない様子です。
「ちょうど明後日家庭訪問だから、私が先生に言っとくよ。ちゃんと取り消してもらおうよ」
となだめると、息子はようやく納得したようにうなずきました。
家庭訪問の時に私から説明して、さらにPと同じ班にならないようにくれぐれも頼んで、とりあえず事はおさまりました。