不登校の息子とビョーキの母

不登校の息子との現在、統合失調症の母との過去

有事に飛び交うチェーンメール

2020-04-08 15:50:11 | 日記
「これ、どうなんだろう。ママ友から来たんだけど、拡散したほうがいいと思う?」
そう言いながら職場のS先輩がラインを見せてくれました。

みんなで力を合わせてコロナウィルスに勝とう、みたいな文面で、「なるべくたくさんの人に拡散して」と結ばれていました。

「あー、こういうの……」
私はこれによく似たラインを東日本大震災の時に受け取ったことがありました。

内容はどうってことはないのです。悪意のデマというほどではありません。
「今みんなが大変な時だから協力し合って自粛しましょう」みたいなこと。
ただ、今大変なのはみんなが知っていることです。わざわざ拡散する必要はありません。
言われなくてもそれぞれできる範囲で自粛しているし、拡散したところでいたずらに危機感をあおるだけではないでしょうか。

「ほっとけば?知り合いから来るからスルーしにくいかもしれないけど」
と言ってからふと思い出して、
「Sさん、今年子供会の会長なんだよね?そういう立場の人から来ると重く受けとめる人もいるかも」
と付け加えました。

東日本大震災の時に私にラインを送ってきたのは、子供が加入していたスポーツサークルの代表でした。
ただのママ友から来たなら
「なんだ、チェーンメールか」
と読み飛ばせますが、サークルの代表から来たので
「えっ、サークルとして取り組もうっていう意味?」
としばし考えこんでしまいました。

まあ結局その時私は拡散しなかったし、後日代表のママからも「お騒がせしました」みたいな謝罪があったんですが。

こういうチェーンメールは誰が送っているんでしょうね。内容が善意に満ちてるっぽいので余計にすっきりしません。
『不幸の手紙』よりも、『幸福の手紙』のほうが余計に気持ち悪かったのと同じです。
「いやがらせだ」と切り捨てられるなら、まだいいんですけどね。

「みんなと不安を共有したい」という気持ちの表れなんでしょうか……。

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