その翌日は私のシフトが休みで、その日で付帯業務の応援は終わったようでした。
私たちは3階に戻り、Mさんと一緒に昼休憩に入ることもなくなりました。
いろいろ意地悪をされたので、会わなくなって私はせいせいしていました。
数日後。朝更衣室で着替えてエレベーターに乗ると、後ろからMさんが乗ってきました。
その日、お昼に食堂へ行くと、入り口にあるテーブルでMさんが仕事をしていました。
棚札を印刷する機械のようなものを持ち込んで、テーブルを占領しています。
(食堂が混んでいる時間に、なんでわざわざ?そもそも他の場所でやればいいことでは?)
私は違和感を覚えました。
そしてその夜。
その日は物量の多い日でした。物流倉庫なので、配送が多ければ残業を募ります。
私は主婦なので最初はあまり残業しなかったのですが、
リストラのうわさが流れ始めてからは積極的に残業に応じるようにしていました。
少しでも点数を稼ぎたかったのです。
残業する者は残業休憩を取る決まりになっています。
この倉庫では残業は1番から3番までの交代制。その日私は3番休憩になっていました。
昼休憩は13時、午後休憩は15時45分、残業休憩は17時45分からです。
その残業休憩が終わって、私が梱包事務所に戻ってきた時のことです。
作業者は休憩の初めと終わりに、事務所に置いてあるハンディで自分のIDカードをスキャンする決まりです。
ハンディの置いてある机に近づいていくと、
梱包のチームリーダーであるCさんがMさんと立ち話をしているのが見えました。
(Mさんが梱包事務所に来るなんて、珍しいな)
と思いながらIDをスキャンして、持ち場に戻ろうとした時です。
帰ろうとしていたMさんが、振り向いて私をじっと見つめたのです。
ぞっとするほどセクシーな流し目で、隣にいたCさんも思わず目をそらしてどぎまぎしていたほどでした。
私はその場に凍りついてしまいました。
その瞬間、私はもう恋に落ちていたのです。
その時初めてわかりました。
梱包に戻ってしまった私が何番休憩を取るか分からないので、
Mさんは昼休み中ずっと食堂の入り口で仕事をしていたのです。
そして、私が今日は3番休憩だと分かったので、
残業休憩が終わるタイミングでハンディのある机のそばで待ちぶせしていたのです。
Mさんに意地悪をされていた私は、リストラの心配も手伝って、
付帯業務の最後にMさんの目の前で大きなため息をついてしまいました。
それがMさんにはショックだったようです。
(嫌われた!)
と思ったのでしょう。
そのあと数日間会えなかったので、いてもたってもいられずに私を捜しまわっていたようです。
私たちは3階に戻り、Mさんと一緒に昼休憩に入ることもなくなりました。
いろいろ意地悪をされたので、会わなくなって私はせいせいしていました。
数日後。朝更衣室で着替えてエレベーターに乗ると、後ろからMさんが乗ってきました。
その日、お昼に食堂へ行くと、入り口にあるテーブルでMさんが仕事をしていました。
棚札を印刷する機械のようなものを持ち込んで、テーブルを占領しています。
(食堂が混んでいる時間に、なんでわざわざ?そもそも他の場所でやればいいことでは?)
私は違和感を覚えました。
そしてその夜。
その日は物量の多い日でした。物流倉庫なので、配送が多ければ残業を募ります。
私は主婦なので最初はあまり残業しなかったのですが、
リストラのうわさが流れ始めてからは積極的に残業に応じるようにしていました。
少しでも点数を稼ぎたかったのです。
残業する者は残業休憩を取る決まりになっています。
この倉庫では残業は1番から3番までの交代制。その日私は3番休憩になっていました。
昼休憩は13時、午後休憩は15時45分、残業休憩は17時45分からです。
その残業休憩が終わって、私が梱包事務所に戻ってきた時のことです。
作業者は休憩の初めと終わりに、事務所に置いてあるハンディで自分のIDカードをスキャンする決まりです。
ハンディの置いてある机に近づいていくと、
梱包のチームリーダーであるCさんがMさんと立ち話をしているのが見えました。
(Mさんが梱包事務所に来るなんて、珍しいな)
と思いながらIDをスキャンして、持ち場に戻ろうとした時です。
帰ろうとしていたMさんが、振り向いて私をじっと見つめたのです。
ぞっとするほどセクシーな流し目で、隣にいたCさんも思わず目をそらしてどぎまぎしていたほどでした。
私はその場に凍りついてしまいました。
その瞬間、私はもう恋に落ちていたのです。
その時初めてわかりました。
梱包に戻ってしまった私が何番休憩を取るか分からないので、
Mさんは昼休み中ずっと食堂の入り口で仕事をしていたのです。
そして、私が今日は3番休憩だと分かったので、
残業休憩が終わるタイミングでハンディのある机のそばで待ちぶせしていたのです。
Mさんに意地悪をされていた私は、リストラの心配も手伝って、
付帯業務の最後にMさんの目の前で大きなため息をついてしまいました。
それがMさんにはショックだったようです。
(嫌われた!)
と思ったのでしょう。
そのあと数日間会えなかったので、いてもたってもいられずに私を捜しまわっていたようです。