私は今禁酒しています。
大腸ガンかもしれないからです。
私は結婚して以来30年間、ほぼ毎晩お酒を飲んでいました。
禁酒したのは妊娠中と、過敏性腸症候群に苦しんでいた数年間だけ。
よく噛まずにたくさん食べる癖もあってか、大腸にはトラブルを抱えがちでした。
ここ数年急に便秘がちになったことも気になっていました。
ある朝普通に排便してお尻を拭いた時のことです。
「あれっ、なんか赤いのが紙に付いてる」
思わずトイレットペーパーを二度見する私。
「これは……血?」
ほんの少しでしたが、それは紛れもなく鮮血でした。
長いこと座りっぱなしで翻訳をしていた頃に痔を患った経験もあるので、また痔かもしれないと思いました。
(肛門が痛いわけではないけど、何かの拍子に切れたのかもしれない)
けれどその日から、毎朝便に血が混じるようになったのです。
マンガ家の内田春菊さんが大腸ガンにかかったという記事をしばらく前に読んだばかりでした。
「いや、病院行けよ!」
と突っ込みたくなるでしょうが、ちょっと待って。
病院に行けば治療を勧められてしまいます。
悪くすれば手術させられてしまうかも。
私は自分が引き受けたわけでもないことを粛々とさせられるのが嫌いです。
けれど口下手な私が、医者の前で手術や治療を果たして断り切れるかどうか。
考えてみれば、人間はどうせ死ぬのです。
3年寿命が延びたとしても、そのほとんどを病院のベッドの上で過ごさざるを得なかったとしたらどうでしょう。
それは生きたと言えるのか。
周りの人と和気あいあいとやることは苦手だったけれど、空気を読まない分だけ好きなことをやれました。
翻訳した本も出版され、子供も育て上げました(一人はヒキコモリだけど……)。
理想通りの人生だったとは言えないまでも、
「私なりには、よくやった。まあまあの人生だった」
と思います。
もしも一つも思い残しのない人生だったら、それはそれでつまらないのではないでしょうか。
もっとも、遅ればせながら禁酒なんかしているところを見ると、達観したようなことを言いながら、
私もまだまだ人生に未練があるんでしょうかね。
ALSの患者が安楽死した記事を読みました。
安楽死させてほしいというSNSの書き込みに応じた赤の他人に、お金を払って殺してもらったというのです。
私も最期は悪あがきせずに死なせてほしい。
殺した人は今は犯罪者扱いでしょうが、そういうニーズは増えていくと思うんです。
「52歳じゃ、早くない?」
と言われそうですが、私の父は47歳で自殺しました。それ以来私は
(47歳までは生きる)
と、なんとなく心の中で思っていました。気がつけばその年齢をとっくに超えているのです。
私が親の死に何の感懐も抱かなかったように、子供たちも自分の人生を生きていくでしょう。
そう思うと、私が人生を懸けたことは何だったのかなとちょっと不思議なような気もします。
このように人は生きて死んでいくのか。
禁酒して一カ月くらい経ったと思いますが、まだ便秘と血便は続いています。
大腸ガンかもしれないからです。
私は結婚して以来30年間、ほぼ毎晩お酒を飲んでいました。
禁酒したのは妊娠中と、過敏性腸症候群に苦しんでいた数年間だけ。
よく噛まずにたくさん食べる癖もあってか、大腸にはトラブルを抱えがちでした。
ここ数年急に便秘がちになったことも気になっていました。
ある朝普通に排便してお尻を拭いた時のことです。
「あれっ、なんか赤いのが紙に付いてる」
思わずトイレットペーパーを二度見する私。
「これは……血?」
ほんの少しでしたが、それは紛れもなく鮮血でした。
長いこと座りっぱなしで翻訳をしていた頃に痔を患った経験もあるので、また痔かもしれないと思いました。
(肛門が痛いわけではないけど、何かの拍子に切れたのかもしれない)
けれどその日から、毎朝便に血が混じるようになったのです。
マンガ家の内田春菊さんが大腸ガンにかかったという記事をしばらく前に読んだばかりでした。
「いや、病院行けよ!」
と突っ込みたくなるでしょうが、ちょっと待って。
病院に行けば治療を勧められてしまいます。
悪くすれば手術させられてしまうかも。
私は自分が引き受けたわけでもないことを粛々とさせられるのが嫌いです。
けれど口下手な私が、医者の前で手術や治療を果たして断り切れるかどうか。
考えてみれば、人間はどうせ死ぬのです。
3年寿命が延びたとしても、そのほとんどを病院のベッドの上で過ごさざるを得なかったとしたらどうでしょう。
それは生きたと言えるのか。
周りの人と和気あいあいとやることは苦手だったけれど、空気を読まない分だけ好きなことをやれました。
翻訳した本も出版され、子供も育て上げました(一人はヒキコモリだけど……)。
理想通りの人生だったとは言えないまでも、
「私なりには、よくやった。まあまあの人生だった」
と思います。
もしも一つも思い残しのない人生だったら、それはそれでつまらないのではないでしょうか。
もっとも、遅ればせながら禁酒なんかしているところを見ると、達観したようなことを言いながら、
私もまだまだ人生に未練があるんでしょうかね。
ALSの患者が安楽死した記事を読みました。
安楽死させてほしいというSNSの書き込みに応じた赤の他人に、お金を払って殺してもらったというのです。
私も最期は悪あがきせずに死なせてほしい。
殺した人は今は犯罪者扱いでしょうが、そういうニーズは増えていくと思うんです。
「52歳じゃ、早くない?」
と言われそうですが、私の父は47歳で自殺しました。それ以来私は
(47歳までは生きる)
と、なんとなく心の中で思っていました。気がつけばその年齢をとっくに超えているのです。
私が親の死に何の感懐も抱かなかったように、子供たちも自分の人生を生きていくでしょう。
そう思うと、私が人生を懸けたことは何だったのかなとちょっと不思議なような気もします。
このように人は生きて死んでいくのか。
禁酒して一カ月くらい経ったと思いますが、まだ便秘と血便は続いています。
あのー、、
余計なお節介とは思いますが、病院にかかって検査を受けて下さい。お願いします。
大腸癌の可能性はあると思います。
病院にかかれば大腸内視鏡という嫌な検査をすすめられると思います。癌と診断されれば手術をすすめられると思います。
それは意に沿わないかも知れませんが、放置して癌が進行してしまったら、ご家族の皆さんを悲しませることになります。
そして、あなたさまのブログを楽しみにしている私も悲しむことになります。
私は52歳で同い年です。
子供は二人います。一人は高校中退していまはヒキニートです。自分が今死ぬことは考えられません。
とても他人事と思えず、
余計なお世話と思われるでしょうが、コメントせずにいられませんでした。
どうかどうか、お願いします。
私もまだ死にたくはないのですが、どうもがんというのは「治療したから治る」とは限らないようなのです。場合によっては治療によって寿命を縮め、苦痛を増すこともあるとか。
とりあえず禁酒と運動で自己流に延命をやってみます。何でも自己流でやろうとするのが私の悪い癖かもしれないんですが……
交流できて嬉しいです。
ブログには書いていませんが、私は医療従事者です。
まだ死にたくないなら病院へ行って下さい。お願いします。
>場合によっては治療によって寿命を縮め、苦痛を増すこともあるとか。
こういうケースは私が知る以上はありません。
大腸癌の可能性があると思いますが、今、大腸癌の治療成績はかなり良いです。
禁酒と運動では治りません。
自己流で病気を治そうとするのはおっしゃる通りでとても悪い癖です。
さくらももこさんも小林真央さんも自己流や代替療法で治そうとして亡くなったのではありませんか…