ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

まくろび

2014-12-23 11:36:02 | うまい!

 マクロビ、マクロビオティックという言葉、今や、かなり浸透していますね。普通に、目にし、耳にします。


 私が初めてマクロビオティックを知ったのは、1998年から99年。



 あのころは、全然知られていなかったです。興味のある、ほんの一握りの人たちだけの世界という感じでした。



 ところが、私は、その世界に、とてつもなく、魅力を感じたのです。


 自分がやりたいと思っていたことが、そこにすべてあるような。



 当時私は、飲食店の厨房で働いていました。勤めていたお店は不景気にもかかわらず、大変繁盛していて、有名人もたくさん訪れました。先日亡くなられた高倉健さんも、常連さんの一人でした。


 お店を切り盛りする親方は大変厳しく、哲学を持った方で、たくさんのことを教わりました。技術的なことではなく、心のこととか中心に。


 今でも役に立っています。いい経験をさせていただきました。(迷惑も、相当かけたけど。ごめんちゃい)


 で、厳しい料理店だったので、食材もこだわるし、手間を省かない仕事を要求されました。

 
 そんな経緯から、ふと、マクロビの世界を知るようになります。知れば知るほど、そっちへシフトしたいと願うようになりました。


 仕事を辞めるきっかえの一つが、実は、マクロビだったりするのです。



 仕事をやめて、こだわり食材を生産する農家になりたく、農業への転身をしました。しかしながら、農業の世界でも、一進一退で、就農するまで5年の修業期間がありました。


 就農から10年、ようやく、理想に近い形に近づいてきています。


 (毎度申し上げますが、私は、柑橘の単一作物栽培には、興味がないのです。あくまで、多様で永続可能なパーマカルチャーを目指しています)




 今日も、高きびでハンバーグのランチ。マクロビオティックの定番料理ですね。


 
 長い長い道のりを、かみしめながら、いただきたいと思います。

たかきびでぎょうざ

2014-12-12 12:34:50 | うまい!


 前々から、試してみたかった、肉なしぎょうざ。


 高きびを使って、作ってみました。


 
 そしたら、新たなる発見が!!


 やっぱり、自分でいろいろ試して、研究するのは、面白い!!



 なかなかうまくできましたよ。初回にしては、70点以上だな。(自画自賛)



 そして、また次回は工夫を重ねれば、さらにさきへ行けるかも。楽しみじゃ!!




  昔から、テレビの料理番組を見るのは、好きでした。でも、実際にやるのとは、大違いなことばかり。


 短いテレビ番組の中で、段取りよく見せるために、テレビ側は様々な工夫をしています。でも、そういう細かい所は、大人になって、自分で料理をしていかないと、なかなか、気が付かない。


 料理をせずに番組だけ見ている人は、知識は豊富になっても、技術はおろそかになりがち。マラソンの本を読んで、トレーニングをしないようなもの。



 何事も、実践が大切なのだ。失敗を恐れずに。


 

 余った高きびで、ボロネーゼ・スパゲッティ。


 これはもうすでに覚えたレシピ。今回は120点の出来。(オレは天才やな)

 
 肉なしでもおいしい、体が喜ぶ料理。


 

  知恵は財産。

らっきょうがうまい

2014-12-02 09:54:37 | うまい!

 6月に、塩漬けしたらっきょう。


 庭で採れたらっきょうで、初めての塩漬け手作り。


 1、2か月もすると、らっきょうに透明感が出て、しゃきしゃき、おいしいらっきょう漬けになりました。そのまま全部食べてしまいそうになるのを、ぐっとこらえて、少しずつ楽しんでいます。



 12月に入り、らっきょうがまた一段と風味を増しました。塩しか使ってないのに。


 これが、自然の力。これが、時の魔法。



 残念なのは、来年分のらっきょうを、作付けする暇がなくて、来年は買わないといけないのでした・・・。




 あなたは、本物のらっきょうを、知ってますか?




 ところで、冒頭の写真は、東京駅前の、大手銀行の玄関にあったもの。


 国際都市、東京で、江戸の粋を、感じさせる、注意書き。


 やるねえ。

最高のキウイ

2014-11-24 11:42:13 | うまい!

 果物のうち、熟柿が、気温や糖度のバランスで奇跡的に自然発酵するものがあります。


 糖分が、天然酵母により、アルコール発酵してゆくのです。自然に。



 そんな熟柿は、食べると、微炭酸サイダーのように発泡感があって、最高に、うまい。




 柑橘でも、ポンカンなんかは、完熟すると、パイナップルや、バナナのような、甘い発酵臭を放つものが、出てくることがあります。これもまた、最高に、うまい。



 全てがそうなるのではなくて、いろいろな条件が整った時にしか、巡り合えません。たとえるなら、皆既日食。


 
 今年は、キウイが豊作で、たくさん採れました。


 追熟しているキウイの中に、自然にアルコール発酵した果実が、いくつか見つかりました。




 これが、また。






 今まで食べてたキウイが、なんだったのか、というくらい。うまい。


 果肉は昔ながらの緑色。品種も古いものです。



 それでも、自然の力の奇跡が重なって、えもいわれぬおいしさが、生まれることがあるのだ!



 
 これだから、自然が、大好きなのさ。


きょうもさむい ももひきどこやったっけ?

2014-11-14 15:48:20 | うまい!

 写真は、先日ご紹介した、蒸しサトイモ熟成味噌のせ。


 ビジュアルはイマイチですが、味はパーフェクト。



 皮付きのまま蒸したサトイモを、半分に切っています。食べるときは、皮をつまむと、つるっと身が飛び出します。


 皮をむくという下ごしらえがないので、簡単で、しかも、うまい。


 ねっとり、クリーミーなサトイモに、深いコクの熟成味噌。


 来年もサトイモ栽培が楽しみだ!!



 繰り返しお伝えしておりますが、当方は、みかんの単一作物栽培(モノカルチャー)による依存から脱却し、より多様で持続性のある農園づくりを目指しています。


 農村では、アベノミクスを批判する人も多いですが、農村の現状を見ると、まさしく、『アベノミクス』そのものと、見えます。


 零細農家、小規模、中規模農家は追いやられ、大規模経営者ばかりに淘汰しようという動きが加速しています。


 しかし、これでは、大規模農家もやがて破綻し、農村が完全に干上がってゆくと、私は危惧します。




 大切なのは、バランス。しかし、だれもそのことに気が付かない、もしくは、気がついても、シフトできない。


 まあ、私は抵抗のために農家やってるわけではないので、今後も変わらずに、楽しく暮らしてまいります。




 
 ところで、急激に、忘れていた冬の寒さがやってきて、少々風邪気味。


 昨日からのケアがきいていて、悪化はしていません。はちみつはとてもありがたい。



 それでも、外作業にももひきをはこうと探したら、なかなか出てこない!



 昨年、脱ももひきライフを謳歌した時、どこかに仕舞い込んだ様子。



 風邪ひいたとき用に、ちゃんと揃えておいた方が、良かったな。反省。



 
 明日は暖かいといいな。