ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

日照不足ぎみ

2014-08-18 17:25:19 | 栽培の現場

 昨年は、記録的な大干ばつ。


 今年は、記録的な、長雨。



 気温は去年に比べて低いはずなのに、湿度が高いもんだから、しんどさは、今年の方が上、のような気がしています。



 8月に入って、晴天があまりにも、少ないです。



 今年は、各地でコメが不作になるかもしれません。



 そんな中、オレ田ん2の稲が出穂しました。草丈は相変わらず低いままですが、どうにか、実りがありそう。(庭のバケツ稲が高温障害ぎみであるのに対し、オレ田ん2は、生育が遅れた分、逆によい実がつくかもしれません)



 台風11号の後、ビーチコーミングもしたのですが、11号の進路が東寄りだったこともあって、風は吹き返しの北寄りの風に。


 そのせいか、漂着物が少なかったです。


 

 今日も雨が降ったりやんだりで、まともに仕事ができず。ヤベーな、こりゃ。

根虫取り

2014-08-16 18:41:04 | 栽培の現場

 柑橘農家にとって、厄介な虫は数種類。


 いろんなタイプがいます。


 実を食害するもの、外観を悪くするものなど。


 そして、木を枯らすもの。



 カメムシは、大発生すると、みかんの実が全滅するという、恐ろしい虫ですが、木を枯らすことは、ありません。


 そもそも果樹カメムシは柑橘特有の害虫ではありません。戦後、政府の政策で、ヒノキの人工林を大量に造ったあと、森の所有者が管理せずに放置したことが原因ですから、人災なのです。(ですから、人工林の適切な管理が進めば、被害は劇的に減るでしょう)


 
 柑橘の最大の害虫と言えば、ゴマダラカミキリ。




 永年作物である、果樹栽培は、木を育てます。何十年という歳月をかけて。ある意味、林業に近いです。



 そんな、大切に育てた木を、いとも簡単に枯らしてしまうのが、ゴマダラカミキリ。



 20年育てた木が枯れたら、また植えなおし、また20年育てる。その時点で40年。


  とても気の長い農業です。



 さて、冒頭の写真は、ピアノ線の先端を、ペンチで曲げたもの。これで、ゴマダラカミキリの幼虫を駆除します。



 


 梅雨明け以降に羽化したゴマダラカミキリの成虫は、交尾をして、メスがみかんの樹の根元に産卵します。


 その後、孵化した幼虫は、みかんの木の表皮の下に潜り込んで、木質部分を食べて成長します。


 根元におがくずのようなものが出ていたら、これが、幼虫が食害した痕。フンです。





 先ほどのピアノ線を使って、ほじくりだします。

 
 なお、針金でもできますが、針金はコシがないので、一度曲げると固まり、折れやすくなるので、ピアノ線がベターです。


 


 思ったより浅い所にいました。処理完了。(写真はありません。)





 この木は樹齢およそ25年。まだまだ頑張ってほしいので、大切にしないと。








 一方、上の写真の木は、半分ぐらい食害されてます。こうなると、樹勢回復が難しい。



 一般的なみかん農園では、殺虫剤を使って、これらを駆除しています。うちは一切やりません。





 最近、無茶々園でも、農薬を使用する農家が増えてきました。無茶々園は、ネオニコチノイドも容認する構えを見せています。


 無茶々園の組織のうち、理事会がそのへんの提案をして、事実上決定権を持っています。これに対抗するのは、なかなか難しいことです。


 私は、無茶々園の、ネオニコチノイド容認に反対しています。



 消費者側も、どんどん意見を言った方がいいですね。


 
 


 おまけ写真。


 ニイニイゼミかな?農薬を使えば、これらの生き物たちの生態にも影響があることでしょう。そして、困るのは、人間。

 


 

あまいみとおし

2014-08-15 17:51:47 | 栽培の現場

 先日収穫した、マクワウリ。


 今夏は日照が少ないので、実の付き具合もあまり良くない感じ。



 


 こちらは、バケツ稲。



 白く枯れてしまった先端部分。おそらく、高温のせいだと思います。



 高温、高湿度、日照不足。今年は全国的にコメが不作になるかもしれませんね。



 


 カメムシ被害か、病気か?



 稲作地帯では、共同防除が決められているところがありますが、明浜町でおそらく唯一の稲作をしている農家の、私の田んぼは、農薬を使用いたしません。


 


 2年ぶりに、ゴマも栽培してます。花つきがやや遅れ気味。やはり日照不足かな?



 
 さて、一方で、うまく行かなかった野菜たちも。


  エゴマは、いつもうまく発芽しません。作りやすそうなのに。

  コリアンダー、今年はナメクジにやられ、全滅。


  夕顔、うまく発芽せず。



  野菜作りも、簡単ではないな。



 甘い見通しと言えば、今年の、雑草。



 雨が多いので、とにかく、すぐ伸びる!!すぐ生える!!



 そして、今日、日の浦の園地を見て回ったら、ゴマダラカミキリの食害を数か所発見。



 明日から、このゴマダラカミキリの幼虫の駆除だな。


 ピアノ線を使って、幹や根に入り込んだ幼虫を、ほじくりだします。


 木が枯れる前に!!

高きび 倒れる

2014-08-10 08:14:12 | 栽培の現場

 10日6時過ぎ、俵津の園地の、台風被害確認。


 柑橘にはほとんど影響がない見込み。


 土砂災害、倒木などもなし。



 ヤギ小屋も、飛ばされずに済みました。ホッ。



 オレ田ん2の稲も、まだ出穂してないし、草丈も低いので、被害なし。




 しかしながら、これまで順調な生育だった高きびがほとんど倒伏。


 高きびは、穂が出た後、実もしっかりしてきて、いい感じだったのですが…。


 草丈は、180センチ以上。もろに風を受けたようです。


 今後、細竹で支柱を作って、立て直そうと思います。細竹はいっぱいあるし。



 
 あ、そうそう、今回もまた家の漆喰がはがれました。放っておくと、泥壁の泥がみんな落ちてしまうので、とりあえずベニヤ板でも張らないと。


 

晴れマーク 消える

2014-08-06 09:50:01 | 栽培の現場

 連日の、雨。



 週間予報から、晴れマークが消えました。まさかの、戻り梅雨。



 仕事が、はかどらず。




 草の勢いは増し、これからの草刈りがどんどんハードになりそうな予感。



 さて、雨でも台風でも、毎日、ヤギの世話と、田んぼ観察。



 オレ田ん2は、ここへきて、再びフタオビコヤガの幼虫が増えてきました。肉眼で確認しやすいので、見つけ次第、つまんでポイ!


 稲には、アシナガグモがたくさんいるので、或る程度、害虫は捕まえてくれるだろうと思っています。



 最近はイナゴも出始めました。そういえば、田んぼのほとんどない、昔の東京・板橋区(昭和50年代初頭)でも、イナゴはいました。トノサマバッタやオニヤンマだって、いましたね。


 
 
 さて、午後は雨が止むかな? 草刈りが、したいなあ。