ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

高きび発芽 ごまも発芽

2015-05-04 20:02:32 | 栽培の現場


 先日播種した、高きびが発芽。黒ゴマも、発芽しました。


 落花生は、もう少ししたら、土の中からふたばを出すでしょう。



 いろいろ忙しいなあ。



 そんな中、今年は、竹水(ちくすい)遊びをしています。


 竹の節に、地中から吸い上げた水分が、たまるようにして、それを飲む、というもの。


 今までやりたいとずっと思ってきたのですが、たけのこをとって食べたり、ヤギのえさにしたりすることを優先してきたので、今回が、初めての経験。



 竹の節の中にたまった水、おいしいですよ。



 竹水を作る方法は、今頃の季節、3メートルほどに育った若竹を、地上2メートルくらいのところで切ります。


 竹は、穂の先端に水分を運ぼうと思っても、穂先が切られているので、根から吸い上げた水分は行き場を失って、節の中にたまる、というもの。


 切り取った穂先は、食べられます。


 実は、この穂先、うちの場合、タケノコよりも、えぐみが少なくて、食べやすいのです。


 これはうれしい誤算!


 つまり、タケノコを掘らなくても、竹水遊びも楽しめるし、穂先も食べられる。一石二鳥!


 穂先のおいしい食べ方も発見して、竹の恵みを満喫しています。



 
 一方、今は新茶の茶摘みの季節。今日は、ようやく、今年初の茶作り。


 手摘み、手もみ。一番茶。しかも、農薬、肥料不使用。


 まだ完成してませんが、半乾きでも、おいしいお茶が淹れられます。



 次回の笑心村には、このお茶も出品したいと思ってます。
 

聖徳太子

2015-05-04 05:46:16 | かんがえるあし

 聖徳太子は、一度に7人のいうことを、聞き分けることができた、という、お話。


 これは、一説には、7つの言語に精通したマルチリンガルのことだったとも言われています。


 まあ、そうでなかったとしても、いっぺんに7人もの人から声をかけられるような状況で、それに全部パーフェクトな反応をすることができたとしたら、まさにスーパーマンですな。



 いま、インターネット全盛時代で、SNSなんかが大流行ですけれど、それこそ、一度に何百人もの人と、交流ができちゃう時代であります。


 ただ、その情報量に対し、人間の処理能力が追い付いているのかと言えば、疑問なところがあって、マスプロダクションに抵抗のある私としては、せめて人間の交流の範囲は、その質を落とさない程度に自制したいというのが、本音です。

 大学に入学したばかりのころ、とにかくたくさん友達を作りたくて、出会った人片っ端から、仲良しになろうと無茶をして、キャパシティを超過してイカレそうになったことを思い出します。



 故林家彦六師匠は、浅草の長屋に住んでいて、とても狭い家だったそうです。15人も弟子がいるのですが、いっぺんに家に来られると、部屋に入りきらないので、来るときは、時間をずらしてくれと言っていたとのこと。そして、15人の面倒を丁寧にしたというから、さすがなのでした。



 ところで、わが農園は、開園以来ずっと、キャパシティオーバー状態。それを何とか乗り越えているのだから、オレも案外やるなあ、とか、思ったり。しかし、今後が不安なので、早いところ、アシスタントなりパートナーなりが欲しい所。


 そんなことを思いながら、10年経ってしまった。