春のお蚕さん、遅掃きの繭の出荷も、無事終えました。途中、色々と大変なトラブルもあったんですが、最終的には、ほぼ予定通りの出荷量となり、胸をなで下ろしているところです。
そして、あっという間に、夏蚕(なつご)がやってきています。
早い子は、すでに眠に入っていて、4令への脱皮の準備中。
養蚕は、今や、日本では、絶滅寸前の産業です。でも、そんな危機的な状況だからこそ、やりがいもあるというもの。
若い人にも、技術を伝承しなければと思っています。
求む、後継者候補。
そして、一緒に楽しく仕事をしてくれる人は、常時募集中です。
作られた繭からは、国内最高級クラスの生糸(伊予生糸)になり、伊勢神宮へ、奉納されます。
あ、今年開催される、愛媛国体、そのメダルの帯は、伊予生糸で織られた高級品です。
東京オリンピックでは、日本選手団のユニフォームの、国旗の刺繍に、採用してもらおうと、愛媛県が活動してます。
(伊予生糸は、かつて、エリザベス2世の戴冠式のドレスに、使用されています)