ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

伊予生糸の伝承へ!!

絶滅の危機にある文化、養蚕・製糸。その中でも、最高級品質の絹糸、「伊予生糸」は、日本の地理的表示保護制度の認証を受けています。養蚕農家、製糸技術者が減ってゆく中で、どのように後世に残して行くか、皆さんのご協力を得ながら、課題解決に向けて頑張ります。応援よろしくお願い致します!

夏の蚕 2017

2017-06-30 16:52:42 | 養蚕


 春のお蚕さん、遅掃きの繭の出荷も、無事終えました。途中、色々と大変なトラブルもあったんですが、最終的には、ほぼ予定通りの出荷量となり、胸をなで下ろしているところです。


 そして、あっという間に、夏蚕(なつご)がやってきています。



 早い子は、すでに眠に入っていて、4令への脱皮の準備中。



 
 養蚕は、今や、日本では、絶滅寸前の産業です。でも、そんな危機的な状況だからこそ、やりがいもあるというもの。



 若い人にも、技術を伝承しなければと思っています。


 求む、後継者候補。


 そして、一緒に楽しく仕事をしてくれる人は、常時募集中です。



 作られた繭からは、国内最高級クラスの生糸(伊予生糸)になり、伊勢神宮へ、奉納されます。


 あ、今年開催される、愛媛国体、そのメダルの帯は、伊予生糸で織られた高級品です。



 東京オリンピックでは、日本選手団のユニフォームの、国旗の刺繍に、採用してもらおうと、愛媛県が活動してます。



 (伊予生糸は、かつて、エリザベス2世の戴冠式のドレスに、使用されています)