みかん農家時代から、よく書いてきた話ではありますが。
今の世の中、みかんにしても、高品質のものを作らなければ、売れない時代と言っていいと思います。
愛媛県が推奨している、紅まどんななんて柑橘、キロあたりの単価が高い高級柑橘ですが、選果基準がかなり高いため、農家が出荷できる精品は、収穫量の半分以下、なんてことが、ザラにあると思ってます。(個人的見解です。)
さて、養蚕の話ですが、現在、私の出荷している繭は、選繭(せんけん)して、基準をクリアしたものが、引き取られていますが、その品質は、まだまだ、及第点なのかなあと、思っています。
繭も、自然の力を利用してますから、その時の環境等によって、品質にバラツキが出てしまいます。
過去2年間、いろいろ試行錯誤して、まだまだ改善できるところがあると、感じています。
ただ、その課題をクリアするためには、現状、予算不足で、なかなか、思うように改善できていないのです。
今年、バイトで頑張って作った資金から、品質向上対策に予算を組むことができそうです。(まさに自転車操業!)今年は、増産のほか、品質向上も、目指しています。
養蚕シーズンが近づいて、徐々に慌ただしくなってまいりました。焦らず、しかしたゆまずに、春の蚕を迎えたいと思ってます。