ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

小さいことを生かす

2014-09-17 19:14:35 | かんがえるあし


 


 以前聞いた話。


 空き家を維持するのと、更地を維持するのとでは、同じ面積でも、固定資産税の割合が大きく変わるのだとか。


 空き家の場合よりも、更地にした場合の方が、税額は、高くなるそうです。



 どれくらい違うかと言えば、10倍も違うのだとか。



 なので、所有者は、空き家を、解体しないで保存するケースが、多かったと言います。




 ところが、ここ最近、狩浜地区では、空き家を解体するところが増えてきました。



 さすがに老朽化した空き家は、放置すると様々な問題が生じるので、所有者も解体を決断し始めたのでしょう。




 リアス式海岸の、入り江にできた狩浜の集落。


 大きなお屋敷はほとんどありません。みんな、ちいさな家に暮らしています。


 家々を分ける路地も、東京の下町みたいに、狭いです。



 歴史ある地区ですから、自動車が通行できるようなことを、前提にして、街づくりはなされていません。


 これが、大きく利便性を損ねていることは、事実であります。





 近所に、日当たり良好の、いい更地があります。住宅を建てたら、さぞかし住みやすいだろうなと、思います。


 ただし、車を、直に停車することは、不可能な場所にあります。狭い路地しかなく、冷蔵庫や家具を運び込むのも、困難な場所になります。


 だからでしょうか。10年、更地のままです。



 狩浜地区は、とても小さな集落。


 だとすれば、その小ささを、もっとうまく活用できないだろうか?


 まちづくりや地域おこしといった、様々な活動が全国的にも行われる昨今ですが、地域の実情に即していない事業も、多々あるのではと思います。


 小兵力士には、小兵を生かした相撲があるはず。



 そんなことを、考えています。 

 


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