ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

マメシンクイガ

2014-11-13 12:27:51 | いきとしいけるもの

 天気が続いたので、干していた大豆のさやも乾燥し、少しずつ豆を取り出しています。



 出来は、なかなか。


 マメシンクイガによって、かじられた豆も、結構ありますが、これらは、味噌用にします。


 丸々太った、きれいなやつは、来年の種として、残しておきます。


 
 くどいですが、種の方が、重要なんです。




 仮に、逆のことをしたとしましょう。いい豆は全部食べて、残ったくず豆をまいても、もう、栽培はできなくなります。その時点で、ゲームオーバー。新しい種を、入手しなければなりません。



 ところで、害虫の被害をなくせば、種もとれるし、自分でもいい豆が食べられるのでは、と考える人もいると思います。


 しかし、世の中、そう甘くはないのです。


 殺虫剤を多用すれば、大量生産が、可能なのかもしれません。


 でも、それでは、種を残すことの重要性が、薄れてしまいます。


 子孫を残すことの意義が、失われてしまい、その思いを、次世代へ伝承できなくなる可能性が、あるのです。



 それって、豊かな暮らしと言えるのでしょうか?


 今や、世界では遺伝子組み換え大豆なる、おそろしい脅威が、徐々に広まってきています。


 これこそまさしく、人間が、未来に向けて、豊かな暮らしを伝えてゆくことを、破壊するものにほかなりません。



 美しい自然と、人々の豊かな暮らしや文化を、奪われてなるものか。



 そんなことを思いながら、さやから豆を取り出しています。


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