ちいさなつづら

肩幅で暮らす。

聖徳太子

2015-05-04 05:46:16 | かんがえるあし

 聖徳太子は、一度に7人のいうことを、聞き分けることができた、という、お話。


 これは、一説には、7つの言語に精通したマルチリンガルのことだったとも言われています。


 まあ、そうでなかったとしても、いっぺんに7人もの人から声をかけられるような状況で、それに全部パーフェクトな反応をすることができたとしたら、まさにスーパーマンですな。



 いま、インターネット全盛時代で、SNSなんかが大流行ですけれど、それこそ、一度に何百人もの人と、交流ができちゃう時代であります。


 ただ、その情報量に対し、人間の処理能力が追い付いているのかと言えば、疑問なところがあって、マスプロダクションに抵抗のある私としては、せめて人間の交流の範囲は、その質を落とさない程度に自制したいというのが、本音です。

 大学に入学したばかりのころ、とにかくたくさん友達を作りたくて、出会った人片っ端から、仲良しになろうと無茶をして、キャパシティを超過してイカレそうになったことを思い出します。



 故林家彦六師匠は、浅草の長屋に住んでいて、とても狭い家だったそうです。15人も弟子がいるのですが、いっぺんに家に来られると、部屋に入りきらないので、来るときは、時間をずらしてくれと言っていたとのこと。そして、15人の面倒を丁寧にしたというから、さすがなのでした。



 ところで、わが農園は、開園以来ずっと、キャパシティオーバー状態。それを何とか乗り越えているのだから、オレも案外やるなあ、とか、思ったり。しかし、今後が不安なので、早いところ、アシスタントなりパートナーなりが欲しい所。


 そんなことを思いながら、10年経ってしまった。


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