あっという間に洞窟探検から2週間がたとうとしています。
やばい。やばい。
忘れないうちに。
サガダといえば、洞窟。
死者が眠る洞窟。
行くまで知らなかったのですが、
この地域には、石灰岩の切り立った山肌に
死者の入った棺桶をつるす習慣があるのだそう。
あんなところに吊るすほうが大変だと思うのですが、
この町の人たちは、今でも吊るされたいらしい。
朽ち果てかけた棺桶からは
中に埋葬されている白いものが見えることもあるらしい。
わたしは写真を捕らなかったので、
こちらでどうぞ。
あ、白いものは見えませんので、ご安心を!
で、です。
洞窟に戻ります。
出発直前にも書いていた通り、
この洞窟。結構なアドベンチャーなんですよ。
友人からは、忍者!?って思ったっていうコメントをもらったくらい。笑
町の真ん中にある町役場、Town Hallでガイドを申し込み、
(この手配は、フィリピンの人がやってくれていた)
2時ごろから、洞窟に向かって歩き始めました。
我々は9名のガールズからなる一団。
ガイドはガタイのいいお兄さん2人。
ちなみに服装は、
水着の上に、濡れても汚れてもOKなTシャツとスウェットを着用。
水にぬれても重くなりすぎない素材をチョイス。
あと、寒さ対策で上も下も7分丈系をチョイス。
町役場から歩くこと20分くらい?
洞窟入り口近くにあるお店で、荷物を預け、
有料トイレをちょっとお借りし、いざ、洞窟へ!
入り口はかなり大きい。
入り口に入ってすぐ、ガイドのお兄さんがランプに火をともします。
そこから先は、ランプの光だけが頼り。
この洞窟、鍾乳洞はライトアップが一切ないのです…。
洞窟を下って下って、
入り口の大きな穴が小さな天窓のように見え始めるころ、
足元がぬるぬるしはじめます。
頭上からはキーキーというものすごい音が。
そうです。
コウモリです。
足元のぬるぬるは、彼らの落し物。
どうりで。
匂いもすごいわけだ。
更に下ると、コポコポと水の音が。
透き通ったきれいな水が小川を作っている。
水をよけながら、さらに行くと、小川がだんだん大きくなり、
ついに、プール、登場!
ガイドさんに靴を脱ぐよう言われ、靴を脱いで、
そのプールの中に。
ザブン!と。
冷たいっっっっっ
みんな次々、口々に叫ぶ。
コウモリよりもうるさいかも。
で、このプールで泳いでもいいのですが、
ここで終わりではありません。
このプール。
洞窟のまだまだ序の口の場所でした。
雨季ということもあって、
身長165センチ強のわたしでも胸のあたりまでくる水位。
地下水のプールの中を歩き、端までくればよじ登る。
今度は結構な流れの川の中を歩く。
そして、今度は、80センチくらいの穴をくぐりぬける。
ガイドさんは、
まず、お尻!
そう。次は、足。
体の向きを変えて。
と的確に指示。
その通り動きながら穴を上方から下方にくぐりぬけていくのですが、
上方から下方へ向かう穴なので、もちろん自然の摂理に従って、
水がザーザー流れ込む。
滝つぼ修行かと思うくらいの水の抵抗を受けながら、
その水とともに更に下へ向かって、また、プールにどぼん!
ぎゃー。
つーめーたーいーーーーーっっっ
いやあ。ね。
もうね。
ほんと、修行。
そのうち、水位が深いのだろうか。
水の中ではなく、壁伝いに歩く箇所あり。
そこはさすがにロープが2本あって、
そのロープをしっかりつかみ、
ガイドさんに指示された、ほんのちょっぴり壁から突き出た場所に足をかけて、
垂直の壁を並行移動。
最後はジャンプして、次の陸へ。
いやあ。ね。
もうね。
ほんと、修行。
歩きながら、
この道をもう一回、戻んなきゃいけないのかなあ…
無理。無理。それ、絶対無理。
という不安にかられる。
やさしく屈強なガイドのお兄さんに惚れそうになりながら、
また、壁をよじ登って、プールに入って、また、プールから這い上がって、
ガイドさんの膝を借りて登ったり降りたりとやっていると、
今度は、2.5メートルほどの壁が目の前に。
上からロープが1本。
そのロープを持って、壁を今度は垂直移動するらしい。
ふらふらになりながら、壁を登りきると。
そこは、靴を脱いだ場所。
はあああ。
よかったーーーーー。
ここに戻ってこられるんだーーーーー。
靴を再び履き、コウモリの下を歩き、
天窓のような入り口から自然の光が入りはじめ。
洞窟ツアー、終了です。
いやーー。
楽しいっ。
楽しいんだけど、ハードっっっ。
いっしょに行ったフィリピン人の我らが隊長は、
おもいっきり、スウェットのお尻の部分、ぱっかり割れちゃいましたから。笑
時間にして、1時間半。
平均2時間くらいかかるらしいので、わたしたち、結構優秀?
でも、このツアー。
ショートツアーなんです。
4時間コースのロングツアーもあるらしい。
ちょっと興味あるけど…。
しばらくは、いいかな。
このように、水の中をずんずん行くので、
防水カメラとかじゃないと無理。
というわけで、写真は撮ってないのですが、
こちらにちょっと写真があるので、ご紹介。
こちらにも。
ね。
修行でしょ?