随分 長い間 君とは知り合いだったね。
いつも 無邪気な笑顔で 僕を迎えてくれた。
あの日 僕が倒れたあの日。
僕は誰の名前を呼んでいたのだろうか。
君がガンを患って どのくらい経つのだろう。
ステージⅣになって どのくらい経つのだろう。
体調が良ければ 君は店を開ける。
それは 理容師の性なのか。
それとも 君の人間的な本質を現わすものなのか。
聞けばわかることなのに 聞けないことがある。
これからも僕は 君と生きていく。
大切な君を想って 生きていく。
ガンなんかに負けない 君と生きていく。