芭蕉の発句により,脇起半歌仙 紫陽花や の巻が始まりました。
発句 紫陽花や薮を小庭の別座舗 翁
発句 紫陽花や薮を小庭の別座舗 翁
に対して「捌き」の考えた以下の脇案がメールで送られてきました。
蚊遣の煙漂ってくる
襟を正して老鶯を聞く
夕立のあとの石のすがしき
蚊遣の煙漂ってくる
襟を正して老鶯を聞く
夕立のあとの石のすがしき
このうちの一句を選んで私が第三を付けることになりました。連句の本を読むと「第三の出来いかんで連句一巻の流れが決定する」「受け渡しの役もしなければならない」とかプレッシャーがかかります。「転じのコツは“見立て替え”」なんてよく分りません。三句のどれもよく付いているとは思いましたが「襟を正して老鶯を聞く」をいただきました。付句の候補が五句では多いかと思いましたが,自信がなく三句には絞れませんでした。
第三案
カンバスに祖母の肖像描くらん
山頂に校歌歌いてきりもなし
投函す詫び状毛筆楷書にて
今月の句会は中華飯店に
ゆらゆらと揺れる水面の光見て
捌きからは以下のような評が届きました。
第三だからといって、堅苦しく考えることはないと思いますよ。要するに、転じていれば良いんですから。前二句の世界から離れればそれで結構です。校歌は鶯が鳴いているのでまずいですね。カンバス、いただきます。
発句 紫陽花や薮を小庭の別座舗 翁
脇 襟を正して老鶯を聞く
第三 カンバスに祖母の肖像描くらん
それと、三句にしぼる必要はないと思います。捌きによっては、三句で・・・とおっしゃる方もあるかと思いますが、私は数打ちゃ当たる~~式でやっています。(^^)/
発句 紫陽花や薮を小庭の別座舗 翁
脇 襟を正して老鶯を聞く
第三 カンバスに祖母の肖像描くらん
それと、三句にしぼる必要はないと思います。捌きによっては、三句で・・・とおっしゃる方もあるかと思いますが、私は数打ちゃ当たる~~式でやっています。(^^)/
ふうっ,一安心。それにしても「鶯」があるのに「歌」を付けるとは,まだまだ勉強が足りません。