先日、ちーちゃんの通院の帰りに、兵庫県立美術館で催されている
「小倉遊亀展」2/18~4/4に行ってきました。
2000年に105才でこの世を去るまで、80年もの長きに渡って
日本画を描き続けられました。
一度、見ると印象深い画風なので、記憶に残ると思います。
私の好きな画家の一人ですが、去年、滋賀県立近代美術館に行ったとき
彼女の絵がたくさんあり、滋賀県大津出身ということを知りました。
彼女の絵は、人物画と静物画が多く、どれも生命感みなぎっています。
100才を超えたときの作品もありましたが、凄く力強く驚かされました。
人物画は強い輪郭とデフォルメされた表現がマチスを思わせます。
静物画は、古陶器と一緒に描かれているものが多く、
植物や果物と器がお互いに惹きたてあっているように感じました。
「描く対象はすべて仏様の姿です」と語る遊亀は、花にも草にも人物にも
等しく温かい眼差しを注ぎました。
100点近い作品をみることができる今回の展覧会、ぜひお奨めです。