不成注文(ふなりちゅうもん)と引け成行注文
■株式用語集から
不成注文(ふなりちゅうもん)とは、指値注文に対してオプションとしてつけることができる株式の注文方法。
ザラ場中(取引時間中)は指値として注文を執行するが、ザラ場中に全部または一部の売買が成立しなかった場合、
前引けまたは大引け時点で注文を指値から成行に変更して注文を執行するというもの。
指値注文の弱点である、注文が成立しにくいというものをカバーするオプションとして利用することができる。
ただし、前引けまたは大引けが無い場合(ザラ場引け)の場合は注文を変更することができないので、不成注文は執行することがで
きない。
■ヤフー知恵袋ベストアンサーから
不成注文は、例えば「500円の指値で買い、でもそれが約定しなければ、大引けの成行きで買う」という注文です。
引け成行注文は、「値段がいくらでもいいから、大引けの成行きで買う」です。
例があった方が分かり易いと思いますので、例えばある銘柄が510円だった時に、「不成500円指値買い」を出したとします。
場中に499円が付けば、500円でその時点で約定が成立します。その銘柄が大引けに掛けて上昇して520円で引けたとしても、
既に500円で買えているので、約定価格は500円です。
一方、最初から引け成行だったら、場中の値動きがどうであれ引けで買うってことなので、上記例題だと520円で買うことになります。
ただし、引けに掛けて下がり続けて460円で引けたとした場合、上記例の不成だったら500円で買えてしまう一方で、引け成行きだったら
460円で買うことになります。状況次第でどちらが有利かは分かりません。
個人的には、どちらか選べと言われれば、よりコントロールがあるという意味で、不成指値の方が好きですけど…。
12:59 2010/11/23
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