生物はネゲントロピーでもある。
自然のままにしておけばどんどん散乱する何かを、逆にどんどん集中させる存在でもあるのだ。
例えば神が作った自然法則。
それを人間の英知で言語化しそれをどんどん集積して、世界情報記録センターを作る。
誰にでもアクセスできる、百科事典の出来上がりである。
そういった意味では、人間は情報ネゲントロピーなのかもしれない。
さて、こんな考え方で生物冶金はできないだろうか?
アイデアは植物である。
あいつらは水と二酸化炭素、そして何らかのエネルギーがあれば、デンプンやセルロースを合成する。
その考え方を応用して海水を金をパクつく細菌に与えて、金を濃縮させて、金を冶金するのだ。
金でなくてもいわゆるレアメタルでも良い。
さて、アイデアを思いつくのは簡単だが、実現は難しい。
ゆえにエジソンが天才は一パーセントのひらめきと九十九パーセントの努力だといったのであろう。
一パーセントのひらめきはだれでも思いつく。
が、それを実現するための九十九パーセントの努力ができなくて、彼やそのライバルであるニコラ・テスラのような人物にはなれないのだろうと思う。
そんなわけである。
以上、管内麹町区で、ИКМТ。