オリンピックが終わりました。備忘録かわりに書きます。
それにしても、すごいメダルの数でしたね。ちょっと、世代が変わってきたのかな、という感じがしました。
これまでのつみ重ねの舞台、この一瞬にあわせてくる努力には敬服します。
個人的には、陸上と水泳を主に見ていました。競技の数がどんどん、増えているようで、今回は33種目?でしたか、スケボーやサーフィンなど若い世代に注目してもらえるような競技も増えていますが、やはり、走る、泳ぐ、というシンプルな競技にひかれるのは、私自身、三年間、陸上をしていたことや、海辺で育ち、毎日泳いでいたという、個人的な経験も大きいでしょう。後は、ボールや道具を使わない、実に原始的な?スタイルというところにも、ひかれます。歩くことは健康にもかかせませんが、走ることには、「速さ」がついてきます。
10代、私は短距離をしていたのですが、今、若い頃と同じような練習をすると、てきめん、膝にきます。ただ、どんなスピードでも、「走る」と、何というか、子どもの頃、何の意図も意味もなく、走っていた感じがふと、やってきます。小町座の放課後教室で低学年の子を見ていると、ずっと走っていて、遊ぶことは走ることで、こんなに動いてどうして疲れないのかと思いますが、見ながら、ああ、そうだと思いました。そうなんです。自分もこうだった。体が軽くて走って飛べて…いらない贅肉がなかったですからね。成長し、体がつきが変わり、重くなり、走れなくなり…仕方ないことですが、今でも、走った時には、かつて軽々と動いていた空気が、少しだけ甦ってくるような気がしています。だから、夜に少し、走ったりしますけど…。膝があれ?…後がこわいようなことです。まあ、こんな感覚もあり、陸上と水泳は面白くみます。陸上男子400メートルリレーは、本当に残念でした。私も400メートルリレー、走ったことありますが、あのつなぐ感じ、ちょっとリズムがずれると、うまくできないんですよね。この度は本当に残念だけれども、選手の皆さんには、人生かけて、ずっと走り続けてほしいです。泳ぐのは…奈良には海がなくて。私は大学までプールで泳いだことがなく、それこそ、魚のように自在に泳いでいまたしが、実はそれは海に助けられているということが、初めてプールに入ってわかりました。海の塩分が浮かせてくれていたんです。プールでは水が重くて泳げなかった…。海で泳ぐ子は海でしか泳げないんですねえ…。
これからも、こうした古代からあるであろう、シンプルな競技を夢中で見ることでしょう。ただ、マラソンは大変、酷な環境でなかったか、そもそも前回の五輪が10月だったが、日本の7月の暑さは選手には酷い気がします。そんな中であのスピードで走るんですから、もう驚異としかいいようがない。ケニアの選手、見事でした。
そして、閉会式。閉会式は、映像が全てな気がしました。アイヌを始まりに日本の各地域の踊り、良かったですね。その土地のオリジナルの力。日本の多様性を知ってもらうなら、こっちでしょう。また、パリがやってくれましたね、もう、なんというか、気負わずにあの映像が出来るんですから。そもそも、登場する人たちの顔が「出演」モードでない。いたって、普通の顔なんです。パリという街全体をオリンピックの場所にするということ、住んでいる場所なんだから、演出とか関係なく、普段のまま、できるっていうことでしょうか。その点、私たち日本人は、何かしなけば、となると、「何かしなければならない顔」になる。ラスト、大竹しのぶが子どもたちと歌を歌った時、子どもたちに歌を教えながら、歌っていると解説があったけど、歌を教えられている側の子どもたちの方がうまかったし、このラストの設定そのものが、突然すぎて何のことかよくわからなかった。個人的には、賢治という天才は、日本の伝統とかに縛られず、突然変異のように、宇宙的な世界を創造した、稀有でかなり変わった創造者と感じているので、そもそも、あの一瞬で彼の世界を伝えるのは難しい。また、それを短時間で伝えるには、大竹しのぶには気の毒だし、あの広い空間では、無理。ドビュッーシーの「月の光」もまさにこの「唐突」の延長で、かなり前に富田勲が編曲したものとのこと。
閉館式が、古関裕而に中山晋平に富田勲…。お三人の作品「とんがり帽子」(父がよく歌ってました)「東京音頭」(なんか流れたら歌ってしまう…)ジャングル大帝(アニメの導入部のあのワクワク感!)とても好きですが、過去の方しか出せない日本の「今」が、どうやら私たちの「文化」そのものを語っているような気がしています。それに続いて年末の定番、第九で〆なんて…。音楽に関しては何ともいいようが…。片や、パリからの映像のラスト、現地のオリンピック委員会の会長さん(カジュアルな服装が自然で素敵でした)がマジックでPariと、カメラレンズに書きましたが…さすが、リュミエール兄弟、映画を発明したお国でございます。
さあ、次はパラリンピック。応援します!
それにしても、すごいメダルの数でしたね。ちょっと、世代が変わってきたのかな、という感じがしました。
これまでのつみ重ねの舞台、この一瞬にあわせてくる努力には敬服します。
個人的には、陸上と水泳を主に見ていました。競技の数がどんどん、増えているようで、今回は33種目?でしたか、スケボーやサーフィンなど若い世代に注目してもらえるような競技も増えていますが、やはり、走る、泳ぐ、というシンプルな競技にひかれるのは、私自身、三年間、陸上をしていたことや、海辺で育ち、毎日泳いでいたという、個人的な経験も大きいでしょう。後は、ボールや道具を使わない、実に原始的な?スタイルというところにも、ひかれます。歩くことは健康にもかかせませんが、走ることには、「速さ」がついてきます。
10代、私は短距離をしていたのですが、今、若い頃と同じような練習をすると、てきめん、膝にきます。ただ、どんなスピードでも、「走る」と、何というか、子どもの頃、何の意図も意味もなく、走っていた感じがふと、やってきます。小町座の放課後教室で低学年の子を見ていると、ずっと走っていて、遊ぶことは走ることで、こんなに動いてどうして疲れないのかと思いますが、見ながら、ああ、そうだと思いました。そうなんです。自分もこうだった。体が軽くて走って飛べて…いらない贅肉がなかったですからね。成長し、体がつきが変わり、重くなり、走れなくなり…仕方ないことですが、今でも、走った時には、かつて軽々と動いていた空気が、少しだけ甦ってくるような気がしています。だから、夜に少し、走ったりしますけど…。膝があれ?…後がこわいようなことです。まあ、こんな感覚もあり、陸上と水泳は面白くみます。陸上男子400メートルリレーは、本当に残念でした。私も400メートルリレー、走ったことありますが、あのつなぐ感じ、ちょっとリズムがずれると、うまくできないんですよね。この度は本当に残念だけれども、選手の皆さんには、人生かけて、ずっと走り続けてほしいです。泳ぐのは…奈良には海がなくて。私は大学までプールで泳いだことがなく、それこそ、魚のように自在に泳いでいまたしが、実はそれは海に助けられているということが、初めてプールに入ってわかりました。海の塩分が浮かせてくれていたんです。プールでは水が重くて泳げなかった…。海で泳ぐ子は海でしか泳げないんですねえ…。
これからも、こうした古代からあるであろう、シンプルな競技を夢中で見ることでしょう。ただ、マラソンは大変、酷な環境でなかったか、そもそも前回の五輪が10月だったが、日本の7月の暑さは選手には酷い気がします。そんな中であのスピードで走るんですから、もう驚異としかいいようがない。ケニアの選手、見事でした。
そして、閉会式。閉会式は、映像が全てな気がしました。アイヌを始まりに日本の各地域の踊り、良かったですね。その土地のオリジナルの力。日本の多様性を知ってもらうなら、こっちでしょう。また、パリがやってくれましたね、もう、なんというか、気負わずにあの映像が出来るんですから。そもそも、登場する人たちの顔が「出演」モードでない。いたって、普通の顔なんです。パリという街全体をオリンピックの場所にするということ、住んでいる場所なんだから、演出とか関係なく、普段のまま、できるっていうことでしょうか。その点、私たち日本人は、何かしなけば、となると、「何かしなければならない顔」になる。ラスト、大竹しのぶが子どもたちと歌を歌った時、子どもたちに歌を教えながら、歌っていると解説があったけど、歌を教えられている側の子どもたちの方がうまかったし、このラストの設定そのものが、突然すぎて何のことかよくわからなかった。個人的には、賢治という天才は、日本の伝統とかに縛られず、突然変異のように、宇宙的な世界を創造した、稀有でかなり変わった創造者と感じているので、そもそも、あの一瞬で彼の世界を伝えるのは難しい。また、それを短時間で伝えるには、大竹しのぶには気の毒だし、あの広い空間では、無理。ドビュッーシーの「月の光」もまさにこの「唐突」の延長で、かなり前に富田勲が編曲したものとのこと。
閉館式が、古関裕而に中山晋平に富田勲…。お三人の作品「とんがり帽子」(父がよく歌ってました)「東京音頭」(なんか流れたら歌ってしまう…)ジャングル大帝(アニメの導入部のあのワクワク感!)とても好きですが、過去の方しか出せない日本の「今」が、どうやら私たちの「文化」そのものを語っているような気がしています。それに続いて年末の定番、第九で〆なんて…。音楽に関しては何ともいいようが…。片や、パリからの映像のラスト、現地のオリンピック委員会の会長さん(カジュアルな服装が自然で素敵でした)がマジックでPariと、カメラレンズに書きましたが…さすが、リュミエール兄弟、映画を発明したお国でございます。
さあ、次はパラリンピック。応援します!