コペルを家ネコにして、1年少しが過ぎた。
ある秋の日、コペルがトイレにはいったまま・・5分くらいじっとしていた。
何度もそんなことが続いた上に、じっと水をみつめたまま飲まないでかたまっていた。
忙しくて、すぐに病院につれていけず、まる1日たってから、病院につれていくと
尿路結石による循環不全で「このままでは、3日で死にます」と、先生に告げられた・・。
死・・・?
いままで、考えたことなかった、突然目の前に・・・。
楽しかったコペルとの思い出が、脳裏をかけめぐり、涙があふれた。
すぐに病院に連れて行かなかった自分を責めた。
だ~りんに何と言ったらいいのだろう・・。
とにかく、入院して、治療をしてもらうことになり、コペルを獣医さんに託そうとすると、
コペルは悲しい眼でワタシを見上げ、必死に私のもとへ来ようとした。
この時のコペルのしぐさは忘れられない。
ひとり帰る車の中で、視界がぼやけて仕方なかった。 コペロンまる物語7へ続く