こんにちは。
横浜の設計事務所のコア建築設計工房の小川です。
今回設計中の建物の施主が気に入っている、家プロジェクト「きんざ」
内部は内藤礼氏の「このことを」を鑑賞してきました。
築百数十年の小さな家屋を屋根、柱などの構造体には手を加えずに、
家屋それ自体を作品化したもの。
ここの鑑賞方法は事前予約で15分間一人で鑑賞をします。
前日に豊島美術館も見てきました、豊島美術館の内部も内藤礼氏の「母型」という
作品だそうです。作品としては「このことを」の方が古い作品になります。
(普段、美術鑑賞になじみがないため、どのように作品と向き合ったものかと
思っていましたが今回廻った美術館は「見るより感じろ」的なものが
多かった様に思います。)
きんざの内部に入って正直最初に感じたことは「あっ土だ」という感じでした。
壁は土壁、床は三和土、天井は竹(かな?)、とにかく感じたのは土でした。
ブログの感想で担当が「きんざ」でしたので何か発見をしなければと思い色々見て
色々あったのですが、やはりどの部分を抜き取ってみても、土と光、土と木、
土とオブジェ、土とビー玉、土と大理石(人工大理石?)という感じに土と○○
という印象を受けました。
内藤礼氏が、どのように構想したかは分かりませんが、
個人的な印象として「土と○○」はかなり落ち着くというか、気持ちがストンと
落ち着くような組合せでした。
もし、もう一度行く機会があれば、もう少しリラックスして15分間を過ごしたい
と思います。
施設内撮影禁止のため 入口部分と道路からの外観になります。