たそがれ時のつれづれに

人生のたそがれ時を迎えて折々の記を・・思うままに

諸行無常 年の瀬

2013年12月01日 | 日記

数日前、ゴルフ練習場へ行ったらフロントの入場料券売機の前で、偶然家の斜め前隣りのご主人と遭遇しました。この日は週2回、10時までに行くと格安になるシニアディでした。

お互い挨拶やら他愛ない会話をして2階打席なら500円であるところを、800円の1階打席にしました。2階はめまいして転落するような気分になるためです。
もういっぱいの人でした。90分の時間中、後ろへ来ていろいろスイングやクラブのことなど話し掛けられました。
同じ時間に終わって、喫煙所でまた話しました。世間一般、日本の社会が変わってしまったこと、若者の働き場所や派遣社員、雇い止めなど憂うべき世間のことなどです。
会話の終わりに同じ町内の、お互いの家から3本目の道路2軒目のAさんが、最近近所に挨拶もなく一家がどこかへ越されたと話されました。何かの事情があったようです。
驚いて家に帰ったら、家の前のご夫婦が生垣の剪定をしておられたので、Aさんのことを聞きました。
「お世話になりました」との一言を自治会長さんの状差しに入れて何処かへ越されたようです。空き家になってもう業者が入っています、と言われビックリ仰天です。
歩いて百歩もない留守になった空き家まで見に行きました。
リフォーム中の業者が部屋の壁を補修中、左官さんが一人で仕事中でした。門扉には「近日中売り出し」の看板が立ててありました。

業者さんに断わって中へ入れてもらい1階、2階全部の部屋を見せてもらいました。
Aさんは建設業をしておられて、当方より4、5つ年上だと思います。80歳を少し出た頃でしょう。息子さんが後を継いでおられたと承知しています。

家は本格的日本家屋、商売柄近所でも有数の家でした。官材の檜作りで私のような洋材のガサ作りとは違います。1階の和室2間の欄間は透かし彫りでした。キッチン、風呂場とも取り払いリフォーム中でした。柱の年期以外は新築同然の家になるでしょう。

40年以上も住んで終の棲家をどんな事情があって越されたのか胸が痛みました。
お礼を言って退去し、外へ出ると軽に乗って弁当を遣った後の、もう一人の業者さんが車におられたので挨拶しました。
我々が後片付けに入ると家の中は雑多物がいっぱい置いてあった。釣りが好きだったか立派な竿が残されていたが全部処分した。販売金額の予想を聞きました。
この家は本格的作りでいい家だが、家というものは中古になった途端値打ちは一変に無価値になる。値段はつかない。土地が80~90坪くらいか、土地付なので3千万を切るね。もう買い手はついているでしょう。競売になると3千より上回るが・・・。

何と何と、そんなものですか。買い手はお値打ちな買い物でしょうね。と見せて貰ったお礼を言って辞去した。
Aさんとは15、6年前町内ゴルフコンペで何度もご一緒した。いい人柄の方だった。班が違うので家族構成は知らない。どこで住まわれようと元気で幸せに暮らしてほしいと、寒さに向かう年の瀬に願いました。


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2013年12月01日 | 日記

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