現職時代の同僚が逝き葬儀にお参りしました。暑い日の葬儀でした。
心ばかりの香典を包むため今朝はコンビニで、万札でタバコを買い千円札を用意。昨夜から虫干ししていた喪服を着て出るのにためらう暑さでした。
13時からの開式、近い葬儀場だったが、初めての場所なので昨晩ネットで確認済み、11時過ぎ、少し早いが家を出て寄り道、図書館で予約してあった本を借り、正午前にはもう着いてしまった。
いかにも早すぎて館外の喫煙所で一服、裏通りを少し歩く。暑くて限界なので館内に入ると大勢の受付係が待機しておられた。
反対側に息子さんらしいご夫婦がおられたので聞くと、二男だと名乗られた。昔の職場の同僚だと名乗り、故人は伏せっておられたのか聞くと、3月頃肺がんがみつかり、手遅れで手術はできなかった由、自分も肺を切除しているがお気の毒だったと挨拶しました。
受付を済ませ荷物を椅子に置き外へ出て一服していたら、OB会組織の代表者が来た。彼は同じ分野の後輩で親しいので、中へ入り着座してひとしきり話し込みました。
そのうち数人が到着し湯茶の接待に従業員が誘ってくれ、控室でコーヒーを頂きました。
祭壇は豪華で従業員にもうじき自分の番がくるので参考までに、これだけ豪華な祭壇は100万はするね、と聞くとそれ以上だと言いました。カスミソウだそうですが見事な雲海を表現していました。
“なごりおしくおもへども、娑婆の縁つきてちからなくしておはるときに、かの土へまひるべきなり。いそぎまひりたきこゝろなきものを、ことにあはれみたまふなり”
歎異抄の一節が心に響きました。
よき伴侶、3人の子息、5人の孫たちにお別れをして友は去って逝きました。
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OB会組織はエンディングノートを送ってきているが、自分の場合は簡素な家族葬でよくないかと思っていると話すと、祭壇費用の雑談をした女性館長はそれでいい、書いて残しておいて下さいと言いました。