某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

Here Comes The Sun!

2014-03-04 | 読書メモ
ヒア*カムズ*ザ*サン
有川 浩



七行のあらすじがあるだけ
同じ登場人物
同じ設定なのに
趣の違う話がふたつ
こりゃ
おもしろいね
どっちがいい作品か
ってことじゃなくて
どっちが好み?
しかし
共通するのは
全ての人間に対する尊敬っていうか
愛というか
優しい目というか
温かい気持ち
それが好きだな
格言じゃなくて
何気ない会話に
人生や真理
的を得た言葉がさらっと流れる
いいねぇ~
すぐ読めてしまう軽さなのに
内容には
質量がある
決して軽くない
巧みなり。。。

いつまでもショパン

2014-02-26 | 読書メモ
『いつまでもショパン』
中山七里



facebook見たり
twitterのぞいたり
特に何か発信するわけじゃなくても
結構時間が潰れて
ここしばらく本を読んでないな~
いかん
いか~ん!

久々なので
軽く
岬洋介シリーズを読んだ
Lにポーランドの絵葉書もらったし
真央ちゃんのSPはショパンだったし

あれはあれで
ロシアで
ショパン

ロシアを亡命したラフマニノフ
って
ホントのトコロ
どうなんだろう?
などと
思いつつ。。。


ショパン


The Grand Theatre
だって



雰囲気あるな。。。
中山七里の本は
ミステリー云々じゃなくて
音楽の話と
音楽の力
人間の心の力が
描かれているところが
好きだ
リアリティがあるとかないとかじゃなくて
志であり
希望であり
気持ち
なのさ。。。

樹のあるところに、住みたくなったから。

2013-07-06 | 読書メモ
のあるところに、
住みたくなったから。」

オレゴン州ポートランドのゆるやか暮らし

渡辺 葉



ニューヨークという街は、
人間の暮らし、夢や欲望が蜘蛛の巣のように細かに張りめぐらされた街
だからこそ・・・
キラキラ、あるいはギラギラと眩しいほどに輝いている
ってさ
でも
あるとき、なぜか心踊らない
いろいろ考えて
10年住んだニューヨークを離れて
ポートランドへ
そこに
少し共感するね
都会が好きだよ
ただ
もともと地方育ちで



それらを見ながら育ち上がったからさ
都会で暮らしていると
何だか物足りないと感じろときがあるんだ
山に登りたいとか
海で泳ぎたいとか、船に乗りたいとか
島に行こうとか
思わない
山も海も島も見るものさ
でも
見ていたい
感じながら暮らしたい
心が疲れると
思うんだよね
最近
都会の人々の競争や
急がされる雰囲気
何だかギスギスした感じに
ウンザリしてきて
実家に帰るとホッとしてさ
都会から離れたいな
なんて思ったので
惹かれましたな

空が近い街
夏の太陽は、まじりけのない白い光をさんさんと注いでくれる。
そして秋から冬にかけては、真珠色の空から、絹のような雨が舞い降りてくる
なんていうのが
ポートランドの説明で
ホント
魅力的に思える
季節の料理レシピも載せてくれていて
舌とお腹が味わいたがっている
街の写真もあるので目も楽しんでいる
優しい本でした
そうそう
渡部 葉さんは
作家・椎名 誠氏の長女なのだそうだ



ユダヤ人

2013-06-09 | 読書メモ
「ユダヤ人」
 上田和夫

以前
美容師と話をしていて
その年の流行を研究して
コンテストに出るのが楽しい~

言っていたので
ついつい
流行はどこから生れて来るの?

聞くと
ヤツは
主にヨーロッパで
日本に来るころには
日本に合うようになってやって来る
けど
自分が思うに
流行を生む中心はユダヤ人だと思う
人種で言うのはいけないことかも知れないけど
名前を知らないし
でも
何かを持っている
ユダヤ人の何人かが
つくっている
または
生み出している
と思っているので
ユダヤの歴史や文学など
勉強している
というので
ふ~ん
そういうものなのか?

読んでいる

本田健の「ユダヤ人大富豪の教え」でも
お金持ちのユダヤ人が登場する
しかも
素晴らしい知識と信念
何よりも
お見通しの目を持っている
何だか嫌われ
何だか尊敬される
不思議な存在
それはやはり特殊な歴史が作り上げたともいえるし
その環境によるともいえるし
譲らず、揺るぎなく
ある意味閉鎖的で
伝統を守り続ける
民族の力でもあるし
確かに
面白いな

思った

オフィシャル・ブック

2013-06-03 | 読書メモ


チロルチョコのオフィシャル・ブックを見つけて
ついつい買ってしまった。。。

爽やかなイメージってことで
オーストリアのチロル州からとって
チロルチョコと命名
2002年に
チロル州からの申し出で
社長がチロル州親善大使に任命された
とさ
おもしろいですな

杏仁豆腐とか
黒ごまタルトとか
スイートポテトっていうのも過去にはあったんだね
ちょっと食べてみたかったね。。。


老朽マンションの奇跡

2013-05-31 | 読書メモ


「老朽マンションの奇跡」
井形慶子

「いつかイギリスに暮らすわたし」
「日本人の背中」
と読んで
素敵だと思った
あの井形さん
ここ数年で読んだもので
若かりし井形さんが
一気に
大きく
大人になって~

感慨深く思ってしまった。。。

人気の街、吉祥寺
妯35年のメゾネットを
500万円で手に入れ
200万円の格安リフォーム
そんじゃそこらのヤツには出来ない
離れ業をやってのける
爽快な感動だ
やったことも凄いけれど
そこにかけた熱意
人や住居を見る目
そして
信念

人間愛
温かい感動だ
昭和の古い家屋に
イギリスのロンドンフラット風住居を再現
それは
憧れとDNAに刷り込まれた昭和を結びつけること
自分の生き様をひとつの箱に整理するようなこと
しかも
自分が住む住居じゃない
それもまた
とてもワクワクするサプライズ
住居ひとつに
人生
生き様
が伺える
日本人論でもある
自分の居心地の良さを追求する
そして
幸せになること
そんなことも気が付く
明るい感動だ

ユダヤ人大富豪の教え Ⅲ

2013-05-16 | 読書メモ


「ユダヤ人大富豪の教え Ⅲ」
~人間関係を築く8つのレッスン~
本田 健

以前
Ⅰで
新しいものの見方とか
考え方とか
感じ方とかに出会って
イキイキするんだ
前向きに生きようと決心する

すぐまた日常に埋れて
いろいろ後回しにして
サボって
怠けて・・・
自己実現とダイエットは
ある意味似たところがあって
成功する人は成功するんだが
途中で心折れたり
諦めて
リバウンドする
脱落者もいると思うのだ
そんな頃には
ちゃんとⅡが出てきて
気持ちのリバウンド
モヤモヤ感を解消してくれる
ユダヤ人大富豪の教え
と言っても
大富豪になるためのHOW TOではない
何をすれば良いとか
どうしなければならないとか
そういう方法は入り口でしかないからね
ありがたい言葉もきっかけ
HOW TOじゃなくて何か
っていうと
感動
かな
心を動かして
自分で気が付き
自分で変わろうと思わなければ
変わらない



Ⅲはそういうステップを経てきた
上級者のためのものか~

思って読み始めた

仕事だけじゃなく
家庭
家族
いじめ
外交問題
などなお・・・
主人公が
「目からウロコが100枚落ちた」
というくらい
人間の力関係が理解できる
力というのは感情
ポジティブ
ネガティブ
自立
依存
4つのキーワード
その組み合わせ
そのマトリックスの上で
「感情のダンスを踊り続けている私たち」
って
詩的な表現のように感じるけれど
素晴らしく言い当てている
以前
困った人との付き合い方
って
本を読んだことがあるけれど
それと実は同じかも知れない
うまく踊ることが人生ではなく
心が自由になる
幸せな人生を送りたい
そういう本
実は
子供との付き合い
面倒な親戚とのやりとり
夫婦関係
など
身近なところにピッタリ
ちょっと希望を持って
スッキリ~











俺俺

2013-05-12 | 読書メモ
俺俺 おれおれ」
 星野智幸



オレオレ詐欺の話だと思って
購入してさ
最近
オレオレ詐欺だの
振り込め詐欺だの
よく聞くから
いや
リアルに友人宅でもあったし
気になってさ

これは違った
社会風刺のような
哲学のような
心理学のような
そのすべてのような小説だ
はじめのうちは
「俺」の気持ちが分かるんだ
くだらない人間になりたくない
つまらないヤツだと思われたくない
雑に扱われたくない
拒否されたくない
ちゃんと見て欲しい
分かってもらいたい
なのに
だれも分かってくれない
聞く耳も持たない
見ようともしない
若者はそういう気分になるときがある
親だって
「見たいものしか見ない」
だから
こんなの自分の子じゃないと思えば
本物の子も子じゃなくなる
みたいなところ
分かるような気がするね
否定されるのが嫌で
誰とも会いたくない
どんどん自分と似た人
同じ感覚の人とだけつるむ
そういうのもよく分かる
面白いって思った
そしてリアルにも感じた
けれど
本当は見たくない自分が見えてきてしまうと
底知れぬ闇に落ちていく
自分をもう少しましだと思っていた分
余計に絶望する
同じ感覚だと思っていても
全く同じものはないと気付いてしまう
孤独が増す
そうなってくると
リアル過ぎて
こわ~い!
って思う
本当の自分を見て欲しい

思うけれど
本当の自分ってなんだ?
ってことになる
誰もが何かしら自分の役を演じる
役=役割
だから
そこに居場所ができるんだが
演じることを無意味だ
素の自分を・・・
となると
役がない
居場所がない
似たような奴がいっぱいいて
埋もれそうになる
埋もれないために
オンリー・ワンになりたい
似たような奴ばかりがいるのに
そうすると
似た奴を削除しなければならなくなる
ぞっとするような怖さが襲ってくる
ほんと
怖くなったね
気持ちがちょっと
または
よく
分かるから
きっと
そこここにある話だろう
ってことで
もっと怖くなる
とても
深い話だと思う

プライド

2013-05-03 | 読書メモ
「プライド」
 真山 仁



逆境を支えるのがプライドなら
人を狂わせるのもプライド
っていう
重い問題や深い意味も
短編が集められていて
読みやすい
最後の最後に
どうしても譲れないもの
それは大事にするしかない
それは
プライドと呼ぶか
意地と呼ぶか
こだわりというか
理想というか
宝とするか
信念とするか
それもまたひとりひとり違うもの
良い悪いではなくて
案外自由なものかな

感じるから
不思議だ。。。


「いき」の構造

2013-04-13 | 読書メモ
「いき」の構造 他二篇
    九鬼周造

大学生が新聞で良い本だと紹介していたので
軽い気持ちで
読み始めたら
ま~
全然分からん
これが。。。
日本の美意識「いき」
粋な計らい
とか
使うけれど
意味は何となくで
じゃぁ、どういうものか・・・
というと
説明できない
それを言い表してくれる
ってわけで
面白そうだと
思った

そう
言葉が難しい上に
理屈っぽくて
長くて
根気も続かない
参った。。。
それでも
何度も何度も
分かる箇所だけ読んで
図を見ていると
おお~
見えてくる



「いき」が
図のどこにあるかって話だ
じゃ「さび」は
「雅」は
「味」は
「乙」は
「きざ」は
「いろっぽさ」は・・・
を同じ図で
どことどことどこを結んだ面にあるとか
どことどこの線上にあるとか
分かったような
分かっていないような・・・
でも
あいまいな言葉が
かなり鮮明になって来たように思う
また読もう
っていうか
最後まで読もう
そのうち分かるんじゃないか

思う
漫画で解説っていう版もあるらしい
それにしようか?
いや
読み応えだ
何度か読もう
いや
最後まで読もう。。。