今年に入って入退院を繰り返していた母
いよいよ危ないということで
家族は防護服を着用して面会できるので
早く来てください
と連絡ありましたが
東京→兵庫
すぐに出られなくて
どうしよう〜
どうなるんだ〜
って
ちょっと辛いな
朝一番行こうとしてたら
亡くなったと連絡があった
じゃ、明日のお通夜から行こう
亡くなったと分かると冷静になる
ある程度覚悟もしてたやん
と思い出す
で
喪服を出し
数珠を探し
靴を箱に入れて...
そういえば
数年前亡くなった父は
生前に自分で自分の葬儀を全部仕切った
葬儀社や場所も自分で決めた
弔辞は孫と決めた
葬儀奉行やなあ
阪神タイガースのグッズを棺に入れるとまとめ
遺影の写真も自分で選んだ
15〜20歳若い日の写真
甥にチェロを弾いてくれと頼んでおけと
ええけど
何月何日をご希望ですか?
ああ、そやな
日は分からんなあ〜
と
今でも笑い話
母は
お父さんええなぁ
私も同じようにして欲しいわぁ
と言っていた
何とも長閑な
旅行の計画をするみたいな
というわけで
母の遺影は
父の選んだ写真に一緒に写っていた写真
チェロも弾いてもらえた
二人とも亡くなるときはあっという間
うとうとして
深く深く眠ってしまった
という風な死
執着も挨拶もなく
あっさり
さっさと出かけて行った
寂しいけれど
あまり涙はない
親しい親戚たちと思い出話をしながら
ときどき笑い
みんなで
じゃあねと手を振りながら
見送った
そんな感じ
みんなを悲しませない
辛い思いをさせない
両親らしい旅立ちでした
ありがとう