某ちゃんノート

わざわざ電話するほどじゃないしなぁ・・・
メールすることもないよなぁ・・・
でもちょっと思った、ふと思ったこと

霊験亀山鉾〜亀山の仇討ち〜後編

2017-10-30 | ♪♪♪
二幕目から
怒涛の展開が繰り広げられた!



あらすじも読んだし
登場人物も覚えたし
相関図も理解した
のはずなのだが
惑わせられる
仁左衛門は
石川家の仇、藤田水右衛門

古手屋八郎兵衛として振舞っているが
実は(死者を荼毘に付し、遺骨にする作業員)の八郎兵衛
という
二役を演じている
一人二役だから同じ顔ではあって
なのに
話的にも二人が見た目そっくりで
同じ遊郭=丹波屋にいたりするから
ややこしくなる
香具屋弥兵衛として振舞っているのが
実は藤田水右衛門を仇と狙う石井源之丞だし
源之丞の内縁の妻は「おまつ」で
恋仲の芸者は「おつま」

平介と袖介は一人二役で演じているが
同じ人やないみたいで
誰やねん?
となる
遊郭、丹波屋の女将おりきと官兵衛は
藤田水右衛門の味方で
八郎兵衛は瓜二つだが
まるで違うキャラなのに
訳ありげに手紙を落としたり
水右衛門のような声で凄んでみたり
トラップを仕掛けてくるみたいなのだ
狙っているのかな?
自分が分かってないから
惑うのか?
そういえば
25日に天皇皇后両陛下が観劇されたという
身を乗り出されたり
質問されたり
という報道であったが
私のように
「あれだれ?」
「あれとこれは同じ人?」

質問されたであろうか?
本雨降しに身を乗り出されたあろうか?

もっと高度な質問であったであろう

何をきかれたのか
知りたいなあ〜
イヤフォンガイドを聞けば
分ったであろうか?

正解はまだ分からない
もう一度見たら
もっともっと味わえるであろう
また見たいなあ

思ったなり
極悪人な水右衛門が
妖艶であり
美しくさえ見える
魅力ありなのだ
おもしろい



更に理解しようと台本を購入した
読んでも
読み返しても
更なる意味やトラップを感じる
おもしろい!



優雅な光を見つつ
帰宅したのであった。。。

霊験亀山鉾〜亀山の仇討ち〜 前編

2017-10-27 | ♪♪♪
アメリカから一時帰国の同級生にお付き合い
国立劇場でやっていた「霊験亀山鉾〜亀山の仇討ち〜」
観て来た
ヤツは片岡仁左衛門がお気に入りなのだ
1週間前にチケットを探して
ネットであまり良い席がないということだったが
直接劇場に聞いたら
2階ではあるけど
4列目の真ん中が取れた
行って気付いたが
千秋楽であった
よく取れたなあ
天気も良く
気分良く出かけたら
早く着いた



幕間で食べるお弁当を買った



10食限定というので嬉しい
そして
早く着いたので
暇で
12:30開演
お腹も空いたので
食べることにした



美味しい
そして適量
満足だ
腹がふくれすぎては寝てしまう
歌舞伎は長くて
休憩を入れて4時間半
以前
最前列で寝てしまったことがあるからさ



国立劇場はとても品がある
優雅な雰囲気で席に向かう
さて
今回
イヤフォン解説を借りるかどうか。。。
迷ってやめた
分からないなら分からないなりに
自分が何を掴み
どう感じるか
それも楽しみではある
それに
とにかく集中したい
というわけで始まった
仁左衛門
初めて観た
優男なイメージだったが
格好ええがな!
きれいなお顔や
序幕は
腹いせで闇討ちにした浪人・藤田水右衛門が
仇討ちに来た石井右内の弟を卑怯な手段で返り討ちにする
本懐を遂げた知らせを待つ石井家に繋がる人たちが
返り討ちの話を知るという
あらすじ説明的なものだが
登場人物の名前を覚え
家系図、繋がりを理解
よしよし
分かったぞと
満足

35分の休憩となった
もうお昼ご飯をいただいてしまったので
デザートだな


信玄餅アイス(黒みつ&きなこ)
ゲット!

その折
限定10食のお弁当の山が増えているのに気が付いてしまったし
美味しい大福の情報をもらっていたが
二人して見つけられず。。。

仕方ない
ご愛嬌〜
レストランもあるが
お弁当を食べるテーブルと椅子があるお休み処や
ベンチやソファもいっぱいあるのだ
スペースに余裕があって
優雅な気分は乱されない
それがまた
素晴らしい



友人と序幕の復習
感想を述べ合い
楽しいよのう
続く。。。

労動とお金を考えてみた長靴

2017-10-17 | その他
お金はお金なのだが
ネットのクリックひとつで稼げることもある
株とかさ
自分は向いている方なのか
十数年に一度くらいか
たまにピッ!

数十万

それはそれで
やった!とは思うわけだが
なぜか怖いとも思ってしまう
そこにないものを売り買いして
お金が入るのを普通とは思えない
原始人なのだ
そのようなとき
肉体労働をしようと思う
汗を流し
筋肉痛など感じると
真っ当な人間に戻れたような気がするわけだ
変なのって自分でも思う
お金はお金なのだが
親孝行はそういうお金を使いたいなどと思ってしまう
てなわけで
長靴に履き替えた
現場で肉体労働を始めたさ
建設前の土地の遺物発掘とか土地調査の手伝いだ
地層を見ながら掘り当てたり
地層が見えるようにきれいにしたり
面白いが
重労働だ
疲れるが
興味深い
現場の仕事は天気次第
今日は10時ごろから天気回復という予報で
9時集合で事務所待機していたが
予報に反して小雨が続き
お弁当の時間が来た
天気予報の嘘つき‼︎

監督が嘆く



おやつの差し入れなど気を遣う
監督って大変だな


山梨の黒玉



アルバイト仲間のおいちゃんのお土産
くつろいでしまった。。。
雨は上がったようだ
さて
働くとするか〜

故郷と年老いた母と私 #5

2017-10-05 | その他
てな訳で
義母と実母を会わせることもでき
東京へと戻りました
1日15000歩を歩くという忙しさであった

計画して、やり切れたことが嬉しい
母の配慮の無さに
怒ったり、傷ついたり、恨むこともある
長男夫婦の理解の無さにも
怒ったり、傷ついたり、恨むことがある
そのフツフツと煮える思いや
ドス黒い気持ちが辛い
ただ
そのせいで
愛情をもらった記憶や
楽しい思い出をなかったことにはしたくない
だから
親孝行というより
自己満足
やりたいようにやって
一緒に笑えたらいい
それで
吹っ切りたかった
途中
何度も心折れそうになった
そんなとき
地元に戻っているなら
一緒にご飯食べようよ
とメールをもらったり
Facebookに「いいね」がついたり
良かったねとメッセージもらったり
愚痴を聞いてもらったり
応援してもらった
支えてもらった
そして
「どうぞ」と外国から来た方が場所を譲ってくれたり
手伝いましょうかと声をかけてくれる同年代の方
良かったと一緒に喜んでくれるホームのスタッフ
全ての人に感謝の気持ちでいっぱい
そして
地元の懐かしい味
好きだった景色
心地良い音
知らない人との会話
笑顔
全てに応援してもらった
支えてもらった
感謝の気持ちを持つと
急に空が明るくなり
希望と光が見える
不思議な力をもらう
決断できて良かった
実行して良かった
理解できて良かった
また明日
迷っても
ドス黒く色が変わっても
今日があって良かった
中秋の名月は見られなかったけれど



かすかに光を感じる



遠くても光が見える
それで良い
そんな
故郷と年老いた母と私なり

故郷と年老いた母と私 #4

2017-10-04 | その他
昼までホテルでゴロゴロして

帰ろうかと
帰りも切符買ったら
行きと同じ車両の同じ場所
さほど待ち時間もなく
ひかりに乗って戻りました
電車の中のトイレは多少難儀なもんです
ケッタイなトイレやわ〜

母はのたまう
そりゃそうやん
家のトイレとは違うわ
しかし認知症のある母には
普段と違うことは難しい
トイレまで送り
ドアの前に立つ
鍵はかけないからね
なんか言えば
手伝いに入れる

自分のことは自分で出来る
自分でできることも母の自尊心
とはいえ
長い
時間がかかる
駅に着いたとき
ひかりから降りられるのか?
ドキドキするわけだ
急かさない
そのためには
乗り過ぎて
戻る覚悟もする
いやはや
いいタイミングで
すべてうまくいった
駅に着いたときには
ホンマにホッとしましたわ。。。
タクシーでホームに戻ったところで
思い出した
ボストンバッグは新幹線の棚の上
早速電話したら
捜索してくれて
連絡いただきました
着払いで送っていただきました
ふう。。。
ホッとして
気を抜いてしもうた。。。
無事に送り届け
また
ホテルにチェックインして
ひとり打ち上げ





明石海峡の流れの速い海を泳ぐ魚は
身が引き締まり
コリコリ
歯ごたえがある
旨かったなり
そして
荷物を棚に置き忘れたから
翌日の服
Tシャツを買い求め
ホテルで携帯の充電機を借りて
歯を磨きたら
こてん!
朝までぐっすりですわ



翌朝気分良く
ホテルからの景色を楽しむ
次はいつ来れるか分からんのう

漁港の方にも散歩に出かけた





おっちゃんたちが
ええ写真撮れたんか?
と話しかけてくる
撮れたで
母は足が悪いから写真見せたんねん
ええなぁ
わしも足悪いから見せたってえな
ええよ〜
そんな会話を交わす
そんなのが当たり前の町
落ち着くわ。。。
魚の棚もフラフラしましてな





ハモが1000円から1300円やなあ



買いたいなあ
生はあかん

地元の穴子を買いました
それから
チェックアウトして
朝昼兼用

ブランチでんなあ



すじ焼き
お好み焼きです



自分で焼きます
そういえば
ホテルで長田ソースのコーナーがありまして
購入しましたわ



重い。。。
もちろん送りました
さてと
義母を迎えに行って
実母と会ってもらおう
その前に墓参り
これで制覇かな
やること全部やり切り
良かったな
ほんと
満足
何も惜しくない
全てがうまく運んだ
ありがたい

故郷と年老いた母と私 #3

2017-10-03 | その他
母のホームを訪ねたら
ランチに行ってるというので
部屋で待ってたら
車椅子に乗せられて戻って来はりました
名古屋に行って
同級生に会う予定は
すぐに思い出したけど
腰が痛くて動けない
名古屋に行っている場合やない

徒労に終わっても良いと覚悟してたつもりでも
心が折れそうでしたわ
前日の夜23:59までキャンセル無料の
残り一部屋の名古屋のホテルを
友達が用意してくれて
そう
同級生の彼女の母が
うちの母の同級生
子ども同士で計画したわけだ
在来線はドアが開いている時間が短いし
指定席はない
乗り換えや駅等の交通も良くないし
高齢同士
その日に調子がいいかどうかも
風がふくまま
気が向くまま
約束してもドタキャンかも知れないし
それでも
ごめんなで終われる間柄
なので
地元ではなく
わざわざ名古屋
小さな駅の新幹線ひかりは停車時間が長い
ゆっくり乗り降りできる
ホテルは14時からチェックインでき
翌日12時までは滞在できる
疲れたら横になれる
食事もホテル内でできるし
周囲に何でもある
ギリギリ23:59まで待ち
行けそうだと
決行することにしたのに
行きたい
行けない
行きたくない
やっぱり行きたい
でもやめるを
3時間繰り返した
その間に心折れそうだった
怒りやイライラや悲しみをぶつけてしまいそうだった
徒労に終わっても良しとする覚悟をしたはずなのに
そんなとき
たまたまメッセージをくれた友達に愚痴った
友達は応援してくれて
ダメならダメで
一緒にご飯食べようと言ってくれて
その優しさに
冷静さを取り戻した
行っても行かなくても良いよ

思い出話をしているうちに
急に
もう行こか
になり
気が付いたら新幹線に乗ってましたわ
初めての付き添い
新幹線の乗車券を買うにも
トイレに行きやすいよう
トイレに近く+ドアに近いところを指定したら
ホームのエレベーターにも近いところを係の人が取ってくれた
足腰がしっかりしないので
手押し車を持って行ったが
車内で置き場所に困ってたら
観光中の外国人が
どうぞどうぞと自分たちのスペースに置いてくれた
雨も降らなかった
そして
電車のタイミングもピッタリ
時間に焦らず
時間の無駄もなく
余裕を持って過ごせました
同級生にも会えました
名古屋名物もいただきました
まいろいろあります
初めての場所
ホテルのトイレの扉は鏡張りで
反対側が映るわけで
分かるように
扉を開いたまま
電気をつけておいたけれども
何回めかのトイレの際
電気を消して
扉を閉めてしまって
朝一
トイレがないって
パニクってたけどさ
楽しい楽しいと言うてくれてました
大成功やね



自分で選んだお弁当
いつもは食が細いに
ほとんど全部食べました
母がニコニコしてくれるって
本当に嬉しい
親孝行というより
自分の喜びでしたな
満足でしたな
嫌なこと
わだかまり
恨み
何でも吹っ飛びますわ
関わった人たち
応援してくれた人たち
みんなに感謝
こんな気持ちにしてくれて
ありがとうなのでした
最寄駅に帰り着いた時には
ホッとしたのか
貴重品以外が入ったボストンバッグを棚に置き忘れてしまった。。。
すぐに見つかり
宅急便で丁寧に送っていただいた
終わってみたら
とても良い旅であったなり

故郷と年老いた母と私 #2

2017-10-03 | その他
久しぶりに行った母のホーム
以前は泊まったが
今回はホテルに泊まることにした
軽い方だとはいえ
認知症の母
いつもと同じように生活する方が良い
興奮すると訳が分からなくなる
こっちもイライラするし
それがもっと母をオロオロさせてしまう
この3年で
ようやくそんな母との接し方が分かってきたような気がする
そして
いつのことだったか
時間軸はないながら
あった出来事は覚えている
父が亡くなり
骨折して動けなくなった頃よりは
随分落ち着いたように思える
そんなわけで
夜は一人好きなものを食べる
せっかくの地元なのに
美味しいとはいえ老人食はつまらない
それに
ホームにビール買って行き
酔っ払う勇気はないやん!



ときめき横丁やて!
駅前が再開発された



そこへ
昔からある店が戻って来ているのだ



地元の味‼️
などと言うてたくせに



北海道の牡蠣と牡蠣味噌キャベツを頼んでしまった。。。
なので
タコとわかめの酢の物を追加



ほろ酔いで
すぐに眠った
明日がある
ぐっすりだ
幸せであったなり
そして
朝は早く目が覚めたので
昔からよく食べていたパン屋へ



イートインなんてできるようになっていた



朝食としていただき
懐かしの地を散歩だ



潮の匂いと波の音
これが当たり前だったなあ



サギとカラスが会話中



そうだ
この辺りに亡くなった父が中学の同級生と共に植樹した松があったな

思い出して探した
ずいぶん大きくなっていたなあ
報告するか

墓参り
長男の家の近くだ

東京から行った者には遠い
ここから徒歩25分
私鉄に乗って一駅+徒歩12分
という不便さ
とりあえずチェックアウトして
お供えを買い
タクシーだ
お参りしている間待ってもらい駅まで戻る
母と共にお出かけする予定なのに
疲れてしまった。。。



また
ときめき横丁へ行き
明石焼きを食べた
ソウルフードだ
元気を取り戻し
母のいるホームへ
これもまた
東京からの者には不便なところなのだ
各停しか止まらない駅
そして
なかなか来ない
着いたら
タクシー
時間がかかる
さて
母は覚えているのであろうか
名古屋へお友達に会いに行くこと。。。

故郷と年老いた母と私 #1

2017-10-03 | その他
3年ぶりであろうか。。。
故郷に行ってきた
母が度々「寂しい」と
泣きながら電話してくるので

何とかするか〜とな
計画を立てた
とはいえ
認知症が入っている母は
言ったことも
決めたことも
すぐ忘れる
そのせいか気分屋に見える
ドタキャンの常習者
今までも一生懸命準備しても徒労に終わるばかり
ただ
年齢も年齢だし
今年は少ししっかりして来ているようでもあるし
本人の意思で出かけるのも最後か
限界か
なら、
徒労に終わっても良い
そう腹をくくり
ホームのスタッフ、看護師の方と電話で連絡を取り
決めた

出かける朝から
めげる事が多かった
新幹線に乗ろうとしたら
日にちが過ぎていると言うのさ
前日に「明日乗る」と購入した特急券
若い女の子駅員がメモを取って取り次いでくれ
手早く購入したわけだが
しっかり確認できてなかった。。。
その日の日付なのだ
乗車券は往復なので10日間有効だから
東京駅までは行けてしまった。。。
びっくらこいた!
ひどい!
自分が甘かったの訳で情けない
こんなので上手くいくんかい‼︎
更に6000ほど払うのか。。。
と思うと
怒りというか
悲しさというか
めげてしまう

何とか立てなおし
1時間遅れでひかりに乗った
乗り換えの元気もなくてさ〜
そして
やっとのことで到着
家を出てから5時間であった











母の部屋から見える180度のオーシャンビュー
癒された〜
東京駅でめげた気持ちも復活する











瀬戸内の海は穏やかで
とても静かなさざ波と
海岸の草むらのコウロギの鳴き声だけが繰り返される
静かな夕暮れ
ああ、そうだった
これが自分が育った町だった
毎日見ていた海だった
ホッとする
これだけでも行っただけのことはある

思ってしまった。。。