中 勘助の『銀の匙』を読んだ。
~いま咲くばかりの薫を含んでふくらんでいる牡丹の蕾が
こそぐるほどの蝶の羽風にさえほころびるように、
ふたりの友情はやがてうちとけて・・・・
ときた。
自分の知るかぎり、一番やわらかな風で、美しい。
小学生の男の子が近所に越して来た女の子と仲直りするところなのだ。
こいつは、甘えん坊で、勉強もできない。
この女の子に最初「バカとは遊びません。」と言われ、家に帰って大泣きする。
それ以来、がんばって、たちまち成績は上がる。
そうすると、自信を持って行動でき、からかわれて泣いている女の子を助けることもできてしまう。
まったく、男ってヤツは。
~こちらが早いときは、ひとりで石蹴りや縄跳びをして、
もうかもうかと待っている。
むこうが先だと聞こえよがしに、ぽんぽん、まりをつく・・・・
素直な気持ちを、躊躇せずに表現できる頃があったなあ。
男だとか、女だとか関係なくて、「好き」ってあったなあ。
楽しいから、また遊ぼ~って。
いいなあ。
~いま咲くばかりの薫を含んでふくらんでいる牡丹の蕾が
こそぐるほどの蝶の羽風にさえほころびるように、
ふたりの友情はやがてうちとけて・・・・
ときた。
自分の知るかぎり、一番やわらかな風で、美しい。
小学生の男の子が近所に越して来た女の子と仲直りするところなのだ。
こいつは、甘えん坊で、勉強もできない。
この女の子に最初「バカとは遊びません。」と言われ、家に帰って大泣きする。
それ以来、がんばって、たちまち成績は上がる。
そうすると、自信を持って行動でき、からかわれて泣いている女の子を助けることもできてしまう。
まったく、男ってヤツは。
~こちらが早いときは、ひとりで石蹴りや縄跳びをして、
もうかもうかと待っている。
むこうが先だと聞こえよがしに、ぽんぽん、まりをつく・・・・
素直な気持ちを、躊躇せずに表現できる頃があったなあ。
男だとか、女だとか関係なくて、「好き」ってあったなあ。
楽しいから、また遊ぼ~って。
いいなあ。