某ちゃんノート

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でもちょっと思った、ふと思ったこと

或る終焉 Chironic

2016-06-11 | ♪♪♪
映画を観ようということになったのだが
友人がBunkamuraルシネマが好きっていうので
選択肢は二つ

「或る終焉」を観た
まず
とても静かな映画であった
演出のための音楽や音がない
画面の角度というのか
カットも変化が少ない
間が長く感じられる
昔の日本映画のような感じがする
音が少ないと
間が長く感じるから
余計に長く感じているかも知れないな
そして
人間関係や過去のこと
すんなりとは分からなくて
少しずつ出てくる会話の中のキーワードで
こういうことかな?
そうなのかな?
と想像しつつ
そのうちに何となく察する
作為が少ない
本来
日常というのはというのは
そういうものかな

思うね
人生の終わりを迎える人たちの世話をするホスピスの話なのだが
そんな
日常に近い感じなので
あるある…と感じやすいのかも
実際
うちの父の終焉も
決して美しいものではなかった
おかんやお兄には言わなかったが
毎晩
毎晩・・・
「早よ死にたい」
「もう、死にたいねん」
と言い続けた
これは
おかんには聞かせられんな
と思って
夜付き添いは自分がやった
孫たちには言わないが
甘えるんだなあ
何が幸せなのか
何が良いことなのか
考えさせられたさ
直前も
おかん来るまで頑張りなはれや~

声をかけたけど
声かける度に
戻ってくる父に
酷なんかなあ
もう頑張らんでもええやん

感じてしまった
そして
声が出なくなった

逝ってしまった。。。
脳に腫瘍ができて
運動機能が失われ
感覚が失われ
痛みも感じず
苦しみもなかったようだが
死を迎える恐怖や
不安と戦うことへの疲れ
それは日々感じてたんだ
結局
家族の誰にも話せなかったなあ

言ったところで
そこにずっといなかったら
分かち合えないだろうな
なんて
思い出しちまった
今も
何が幸せか
何が良いか
重い内容かと思うが
いやな気分にはならなかった
引き込まれてたな
友人が
息してんのかなコイツって思ってみちゃったよ

言われてしまった。。。

いろいろ考える映画だったな。。。


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