ホワイトバンド

おもしろい本をみつけた。

「ゾマホン・ルフィン」って覚えてる？

ほらほら、北野たけしの「ここがヘンだよ日本人」って番組に
でていたアフリカの人。


そのゾマホンが書いた本をたまたまみつけた。
「ゾマホン、大いに泣く」ってやつ。

最近、ホワイトバンドというのを知ったんだけど、
募金を受ける側としてはどう思ってるんだろう。。。
なんて思っているところにこの本が現れた。

この本が発売された頃はテレビ番組に影響されたものなのかと思って
あまり気にしてはいなかったけど、
今回読んでみて、いろんなことに気付かされたよ。

この本の中には、募金のことについても書かれてあって、
ゾマホンの生まれ故郷ベナンには
「魚を欲しがる友達に毎日魚をあげるよりも、
魚の取り方を教えた方がいい」という諺があると紹介されていました。
海外援助に頼らない力を自分達が持つ努力をしなければならい。
そう思うと書いてあった。

また、あの「たけし小学校」を作るまでの過程はもちろんなんですが、
アフリカの歴史についても触れてありました。


アフリカは人類発祥の地らしい。
それほど長く深い歴史があったのにヨーロッパによっておこなわれた
奴隷貿易や植民地時代によって、それまでの文化はかき消され、
すべての行動様式が変わってしまったという歴史。

あと、アフリカで起こってる紛争についても、
紛争に使われている武器は先進国から買っているんだね。

。。。そういえば以前きいたことがあるよ。
各国で起こっている紛争では裏側の話があると。。。


また、アフリカのそれぞれの国が
本当に独立しようとすると、ある先進国の国が
マスコミを利用したりして嫌がらせをする。。。とも書いてあった。


。。。アフリカの大地には、ダイヤモンドとかエメラルドなどの
宝石達が眠ってるらしいね。
そういう資源が目的か？


ゾマホンの本１冊だけでいろいろ判断するのは難しいけど
なんか、読んでみた感想としては、

日本人も宝石が好きだよねぇ。。。
なんかあのホワイトバンドを手首に付けて、首には宝石を身につけていたら、
「鶏とか殺されちゃってかわいそう」なんて言いながら
フライドチキンをおいしそうに食べてる人々の図が浮かんできた。


あの貧困と言われる状況の裏側には
先進国の影響があるのではないだろうか。。。？


もう少し本を読んでみたくなった。

ちょっと怖いけど。