中山道完全走破!
これにより、いわゆる5街道のうち、江戸と京都を結ぶ2大幹線、東海道(53次)と中山道を全て走ったことになる。
旧街道は全国津々浦々にまだ存在するし、コスモタイガーの旧街道runもまだまだ続きそうな気配ではあるけれど、このもっともメジャーな2大幹線を走りきったことは間違いなく大きな区切りではある。
というわけで、ここで改めて中山道を振り返ってみたい。
★全36回。
東海道を42回もかけて走ったことを思えば、それより距離の長い中山道を36回で済ませられたのは、意外だった。
すでにブログ中でも述べたとおり、東海道なんて「完全走破」をそもそも考えておらず、愛知県内はチョコチョコと細切れに楽しんでた感じだ。
いつでも走れるという安心感もあったのと、リサーチも随分と大雑把(というより杜撰)で、携帯(スマホじゃないよ、ガラケーね)のIモードの地図見ながら、迷いつつ・・・だった。
中山道は、最初から「完全走破」を視野に入れて念入りなリサーチ。
それに東海道と異なり、「好きなところでゴール」なんてなかなかできなかったしね。(特に信濃路以降)
あとは「慣れ」も大きいかな。
旧街道の「匂い」に敏感になってね。
資料なんか見なくても「こっちだ!」と直感で判断することも少なからずあった。
★印象に残るベスト5
個人の独断と偏見で。
中山道の印象に残る場所を最後にまとめてみよう。
<第5位>
熊谷宿八木橋百貨店(旧中山道編33参照)。
やっぱりデパートの通路がそのまま中山道というのは、インパクトあります。
買い物客の中を申し訳なさそうに、こそこそっと走ったことだけが思い出されます。
もちろん事前にリサーチして判っていたことなんですけどね。
それでもやっぱり、印象度抜群です。
<第4位>
望月宿の雷にはびびりました!(旧中山道編27参照)
まじ、身の危険を感じて、オロオロ。
15分ほど、やむなくどこかのお宅の屋根付車庫で雨宿りすることに…。
それを抜きにしても、望月宿ととなりの茂田井集落はsetで再訪してみたい場所。
素敵でした。
<第3位>
やっぱり和田峠、そしてその先にあった和田宿。(旧中山道編25・26参照)
不便すぎる!
まぁ、和田宿だけじゃなく、第4位の望月宿も含め、下諏訪~軽井沢間は、交通機関空白地帯といっても良い場所。
わずかな本数の路線バス(または地域循環バス)だけが頼り。
とにかく往復のアクセスだけは要チェックしながらの走り。
「君はそれを楽しんでるんだろ!」と突っ込まないでください。
その通りなんですから。
ただ、不便なだけに、このあたりの信濃路は、どこも時が止まったような風景で、行っただけの価値は間違いなくありました!
<第2位>
須原宿。(旧中山道編18参照)
木曽路といえば、妻籠宿と馬籠宿、そして奈良井宿。
もちろんこの3つも素敵ですけど、観光地化されすぎた感もあり。
須原宿はそれとは逆に、観光客らしき姿は皆無。
でも、本当に静かな街道で、どうしてここだけポツンと飛ばされたのか不思議ですらあります。
RUNではなく、しっとりと時間かけて観光したいエリアです。
また、須原宿の手前(京都から来た場合)の岩出観音も、清水寺を思わせる景観で、印象的なエリアです。
名古屋からだと土日祝なら「青空フリー切符」のエリアにおさまり、財布にもやさしい話なので、ぜひお勧めです。
<第1位>
醒ヶ井宿。(旧中山道編6参照)
意外?にも、近江路の醒ヶ井宿がコスモタイガーはかなりのお気に入り。
ここも観光地と呼べるほどの知名度はおそらくないんだろうけど、知る人ぞ知る、中山道の名所。
本当に静かな宿場町と、きれいな水の流れる水路が印象的です。
その後、妻と再訪。
さらに別の機会に、今度は妻と子供も連れて再訪。
息吹山の恩恵を受けた清流を利用した、小魚の天婦羅は、絶品!
醤油も名物のようです。
また、7月~8月にかけて見られる「梅花藻」は醒ヶ井宿最大のウリだそうで、夜、ライトアップもされるとか。
なんといっても嬉しいのは、名古屋からの抜群のアクセスの良さ。
名神高速関が原ICから国道21号ですぐですし、一般道でも国道22号→21号。
鉄道なら、東海道本線新快速(または快速)で、名古屋駅または金山駅からは朝夕なら乗換えなしで醒ヶ井駅に着いちゃいますし。
(日中なら大垣で乗換えですね)
ここも青空フリーのエリア内ですし。
鉄道でも車でも、名古屋からなら1~2時間程度のミニトリップ。
だから子供も連れてこれるんです!
こんな近くにこんな鄙びた宿場があることが嬉しく、ついまた足を向けてしまいたくなるのです。
それ以外にも、碓氷峠は楽しく、また膝が痛かった苦い思いもありますし、ヨコカルの代行バスも楽しかった!
また、馬籠~三留野間のクロカンコースも走り応えありました(男滝・女滝は圧巻!)
御嵩~大井宿間の十三峠越も、毎年トレーニングで走っているにもかかわらず、飽きませんし、そのコース中の大湫宿の静かな佇まいには、行くたびに癒されます。
順位を付けておきながら変ですが、順位を付けられないぐらい、見所満載の中山道。
またぜひ通しで走って(あるいは歩いて)みたい街道であることに間違いありません。
走りながらだと携帯の地図は見辛いですよね。
私も、東海道と中山道を踏破して、旧街道の「匂い」がだいぶ分かる様になりました。
和田峠は一人で越えるのはホントに不安で、旅行社の歩きに参加しました。
そう、須原宿よかったですねえ!
私も再度、訪れたいです。
ええ、見所満載の中山道、私もまた、是非歩いてみたいです。
東海道走り出した際は、いつも走ってるエリアばかりで飽きてきてしまい、「ちょっと足を延ばそう」的な感覚でした。
いつのまにかこんな壮大かつマニアックなブ゜ログにまでなるとは思いもよらず・・・。
和田峠では、確かに逆(江戸方面)から来る団体客らしき一団とすれ違いました。
東京からだとそんなツァーがあるんですね。
知らなかったため、「ほぉ~、こんなところを歩く観光ツァーがあるんだなぁ・・・」と驚きました。
ぜひ更家様もまたの機会に単独で訪問してみてください。
確かに厳しいコースですけど、やっぱり山あいの静かな宿場を訪問するには、少人数に限ります。
おめでとうございます。 そして、おつかれさまでした。
iinaは、そのほんの一部の区間を利用したに過ぎません。
碓氷峠は、学生時代に車で走ったことしかご縁はありませんが、日本武尊が東国からの帰路「あづまはや(わが妻よ)」と
嘆いたのは、此処と足柄峠の2説あるのですね。
そんな話題の足柄峠を走ってきました。
それを明日から3日間ブログにしますので、ご報告になります。
膝の痛みとの格闘でした。
途中棄権もできませんしね…。
横川駅に着いた時の安堵感は忘れられません。
足柄峠はそんな昔から「道」としての機能があったんですね。
それは大変興味深いです。
Iina様のブログ、楽しみに拝見させていただきます。