【1月28日(土)】
「たてやま」に旅行する。
周囲の知人や職場にそう言うと、大半が「立山黒部アルペンルート」で有名な、「立山」を連想した。
ましてや「マラソン走りに行く」なんて言ったら、「あんな所を42kmも走るのか!」と驚いた顏をされた。
でも東京で同じこと言うと、逆に大半が「館山」の方を連想するんじゃなかろうか?
名古屋人の感覚として(もしかしたら西日本の感覚として、かも?)、何となく「東京より向こう側」ってのは、すんなり連想しづらい感覚がある。
もっともコスモタイガーの場合、連想しづらいというだけのことで、気づいてしまえば、千葉県の主要交通網が頭の中にパパっと拡がってくるんだけどね(笑)
房総半島の最南端に位置する千葉県館山市は、人口約5万人の、観光都市。
その館山市で、毎年1月最終日曜日(今年は1月29日)で行われる「館山若潮マラソン」。
関東地区では、最も人気のある大衆マラソン大会の1つとして、かなり有名らしい。
コスモタイガーも申込んだ時点では、当然走る気満々で、走った後には恒例の家族旅行♪
その構想が崩れたのは、正月早々にかかった風邪が予想外に長引き、ついには喘息と診断されたこと。
たいして健康でもない、40代後半のおじさんランナーの気管支は悲鳴をあげてしまった。
長年の蓄積されたものも関連してるかもしれない。
咳と治療が続き、全く走れない日々をいたずらに過ごし、すでに3週間を過ぎたため、走ったところで好結果はありえない。
それ以前に、極度の練習不足で完走すら厳しい。
断腸の思いで棄権を決断。
でも宿泊予約や、家族のスケジュールもあることから、単に家族旅行としてそのまま決行、となったのだ。
墓参やマラソンに絡めての旅行は数あれど、純粋に旅を楽しむのは随分と久しぶり。
むしろ嫁や子供にとっては大歓迎なのかも。
まぁ、自分的にも、房総半島の自然の中でのんびりした方が、ランナー復帰への近道かもしれない。
ということで、あわてて旅程を見直し。
マラソンがなければ、単なる時刻表オタク。
迷わず「いすみ鉄道」と「小湊鉄道」を選択!
ついでにJR久留里線も制覇!
と言いたいところだけど、そんなマニアックな行程が理解されるはずもなく(泣)。
それどころか、旅の締めに、かの有名な、浦安市の巨大遊園地にも行くことになってしまった。
え~?それじゃ自然の中でのんびり、じゃないけど…
超人工的で、超人込みのような気がするけど(笑)。
前置きが長くなったけれど、今日は、いわば館山への移動日。
棄権するとはいえ、安くはない参加料を払った手前、18時までの前日受付だけは済ませて、参加賞はゲットしておきたい。
家族旅行、ということで、ルートも平凡(泣)。
「のぞみ」で東京に出て、東京駅発着の高速バス「なのはな」号。
何だかすっきりしない自分の心とは裏腹に、空は晴れ渡り、「のぞみ」の車窓から眺める富士山は鮮やかそのもの。
乗車した「なのはな」号は、館山駅までは座席指定で、その先は路線バスとして、国民休暇村まで運行されているようだ。
初体験のアクアラインにテンション高くしてたのはコスモタイガー本人だけで、嫁と子供は夢の中。
そんなコスモタイガーファミリーは、館山駅で下車。
すでに時計は15時前。
宿泊予定のペンションの送迎車にすぐに乗り込み、ご好意で前日受付会場(南総文化ホール)に寄ってもらう。
受付場所にて速やかに棄権の意思を伝えると、参加賞をいただけた。
こんな形での棄権申告は初めての体験かもしれない。
改めて、本当に無念!
と、感慨に浸る暇はなく、駐車場で待ってくださっていた送迎車にすぐに戻り、目的のペンションへ。
荷を解き、少しだけ休憩。
この後、オーナーの奥様が、近くのフルーツパークを案内してくださる、とのことで、ありがたく家族3人、同行することに。
これまた奥様のご好意で、「来年のための視察!」と励まされ、若潮マラソンのコースを車で走ってフルーツパークへ。
そう、フルーツパークはちょうどマラソンコース上にあるのだ。
「館山フルーツパーク」。
良い所だなぁ~。
のどかな風景に癒され、花を摘んだりして、皆で楽しむことができました♪
海に近く、沈みゆく夕日は何とも素敵!
そしてここからさらにマラソンコースを視察?して、ペンションに戻る。
夜は近所の海鮮居酒屋へ。
地元では評判のお店とのこと。
おいしい夕食とアルコールを堪能し、楽しい時間を過ごすたコスモタイガーファミリーであった。
でも、いすみ鉄道と小湊鉄道は、田舎の雰囲気があって楽しいですよね。
私は一昨年の暮れに、館山に1泊して、レンタルサイクルで海岸を走りました。
今年は、桜の時期に、南総里見八犬伝の館山城を訪れようと思っています。
こんな所に気軽に行ける更家様、羨ましいです。
名古屋からですと、一般的には東京まで新幹線!
金銭的にも時間的にもなかなか気軽には行けません…。
館山若潮マラソンも、いずれは体調整えて、リベンジしないと…!
そうそう、館山と云えば、あの南総里見八犬伝、ですよね!
それは、次回(2)に、サラッと登場予定!
乞うご期待!なんて、大げさですけど(笑)
体調悪くマラソンを棄権なら、苦はなく楽あるさ~の方です・・・。
まぁ「死にもの狂い」で走ることはなくなりました、もっとも、当人 (コスモタイガー)さんにとっては、無念でした。
そんなときは、ひなげしの花でも歌って気をまぎらせてください。
丘のうえ ひなげしの花で
うらなうの あの人の心
今日もひとり
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/9af3342cf62f481a1dc1868fb1712330
ポピー=ひなげしなのですね。
館山フルーツパーク。
(良い意味で)広すぎず狭すぎず、ほっこりできる綺麗な観光スポットでした。
>>人生楽ありゃ 苦もあるさ
水戸黄門の主題歌にもありますもんね、このセリフ(笑)
マラソン抜きだと「苦」は確かにないんですけど、何かが足りない料理を食べているような心境です。