3月15日。
さちと小次郎の誕生日。
捨て猫だったから獣医さんが決めてくれた誕生日。
さちは13年目、小次郎は15年目で終わってしまったけど。
昨年、15歳になったばかりで小次郎が逝ってしまってから、初めてどっちもいない誕生日を迎えてしまったよ。
「16歳おめでとう」を言ってあげられないのが寂しい。
仏前に向かって言うのも切ない。
おまえたちが我が家に来た日にちを覚えてないから、今でも3月15日はおまえたちに関わる私の特別な日だよ。
星野家にたくさん想い出をくれたね。
家族の会話を引き出してくれたね。
家の中が毎日賑やかだったね。
我が家に来てくれてありがとう。
ありがとね。