映画を観てきました!
『ロボット・ドリームズ』
1980年代、ニューヨークに住む孤独なドッグ。
通販で見たロボットを取り寄せ、友人として一緒に暮らし始める。
夏になり、海水浴に出かけたが、ロボットは海水で錆びついてしまい、砂浜の上で動けなくなってしまう。
ドッグは必死にロボットを連れ帰ろうとするが重くて動かせない。
海水浴場はシーズンオフで封鎖されてしまい、2人は翌年の海開きの日まで離れ離れになってしまう。
これから観に行く予定の方はここまでで!
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ドッグもロボットもシンプルなデザインで、ちょっとした息遣いや叫び以外にセリフはないのに、2人の繊細な感情が見事に伝わってきます。
ロボットなんて感情だけじゃなく、夢まで見るし、完全に擬人化されていて、まるで恋人ともいえちゃいそうな2人の関係にほっこり .。.:*・'(,,>᎑<,,)’・*:.。.
閉鎖された海水浴場に忍び込んだり、鍵をこじ開けたりしてまでロボットを救い出そうとするドッグ。
警備員に事情を話せばなんとかなったんじゃね?と思わなくもなかったり (;◔ᴗ◔;)
次の夏までの間、1人に戻ってからのドッグの暮らしや、身動きの取れないロボットの身に起きることが四季を通して描かれ、なんとも焦ったく、もどかしく、切ない結末が…
お互いを思い必要としていた2人が会えないまま、すれ違いの中で選んだ道。
全てを知ったロボット側の視点で見れば、寂しさを抱きながらも、今のドッグの新たな暮らしを壊さずに身を引く思いやりが物悲しくて。
「セプテンバー」の曲に乗って離れ離れのまま楽しそうに踊る2人。
その思い出はいつまでも2人の心の中に…
改めてポスターを見て気づいたけど、2人の影は踊ってる姿…かな?
ロボットと鳥の親子のシーン、好き!(*´∇`*)
ハッピーエンドといえばハッピーエンド。
でも見終わった後、私の場合は温かさ以上に寂しさの方が残っちゃったかな。
それでも2人の友情物語として極上の映画でした。