三吉演芸場の『都若丸劇団』公演へ。
実はこの数日前に観に行く予定だったんです。
開演に間に合うように大急ぎで地元駅に向かったら、パトカーやら消防車やらが停まってて、駅前に人だかり。
ほんの少し前に人身事故で、運転見合わせになっちゃってたんです。
ど、どうしよう!Σ(`oдО´)
振替輸送と言われても、バス移動のルートにしたってもう間に合わない。
運転再開時間はかなり後。
もう諦めるしかなかったんです。
さらに悔しかったのは、この日が「若丸祭り」だったこと。
スケジュール調整が難しい中、こんなラッキーなタイミングはなかなかないのに!。・゚・(o≧□≦o)・゚・。
この日は泣く泣く、予定を遅らせて映画鑑賞に変更。
それで、映画を観る予定だった日にリベンジとして若丸公演に。
開演ギリギリで入場出来たけど、補助席が出るほどの大入りで、なんとか一番後ろの席に座れました。
第一部・お芝居『瞼に母』
『瞼の母』の「の」と「に」の違いだけで、こうも笑える作品になるものかと。
さりげなくボケもツッコミもぶっ込んで来るし、そこをあえて立てたりしないから、油断してると聞き逃しちゃうんですよね。
剛副座長演じる政吉に「父親に会えて嬉しくないのか」と説得する場面では、なぜか座長としてのボヤキを連発。
「おまえにこの気持ちがわかるか!」と訴えられて困惑する剛さん。
いや〜いろんなエピソードを持ってて、それをこうも愉快に持ってく若丸さんのセンスが恐ろしいくらい!(๑≧ꇴ≦๑)
なのに、一気に観客を泣かせる芝居に引き寄せる。
さらには、涙のシーンでまさかのお客さんの参加!Σ(ʘ∇ʘノ)ノ
若丸さんも「…嘘やん」と驚きながらも、ちゃんと芝居は面白く繋げていく。
そういえば前にもあって「お客さんがこっちの領域に勝手に入って来る!」と、それさえもネタとして笑わせてくれてたな。
もう何でもありだし、何が起きても動じないんだな。
終始大笑いだけど、感動もしちゃうお芝居でした。
第二部・舞踊ショー。
写真掲載が出来ないのがホント残念。
若丸座長の舞踊で「ブリザード」とアナウンスされた瞬間「きゃあ♡」と一部のお客さんから歓声が。
もう!もう!もう!
メッチャ、カッコ良かった!.。.:*・'(*✪∇✪*)’・*:.。.
これは歓声あげちゃうわけだ。
この日は、座長のお父上、キャプテン・都城太郎さんのリアルお誕生日でした。
70歳で誕生日公演は辞めたそうだけど、みんなでお祝い。
とても72歳とは思えないほど、若々しくて、上品で、茶目っ気あって、カッコいいんです。
お客さんからのたくさんの誕生日ケーキ。
そして「ハッピーバースデー」の大合唱。
若丸さんの歌がうますぎて、それにも感動!
キャプテンと若丸さんの親子トークも楽しい。
「11人の賊軍」ならぬ「11人の老人」をやりたいなんて冗談で言ってたけど、ちょっと観てみたいなぁ。
還暦を超えたキャプテン世代で、元座長大会みたいな企画でお芝居観てみたい。
子役も女性も還暦以上。
そうなると必然的に喜劇になるけど面白そう (*´艸`*)
その直後の曲は、キャプテンの孫・颯貴くん。
3代(若丸さんはおじさんにあたるんだけど)揃ってのやり取りにも笑いっぱなし。
颯貴くん、二枚目が期待されてると思うのに、どこか三枚目的なキャラクターになりつつあるなぁ (;^_^A
アンコール曲では、みんなと同じ衣装を着たキャプテンも参加。
ノリノリのダンスもバッチリ踊れててすごい!
若丸さんは客席に降りてきて、1人1人のお客さんに手を振り、笑顔を振り撒き、ハイタッチ!(*≧ᗜ≦*)۶
残念ながらこっちの席には来なかったけど、あのサービス精神と親しみやすさが若丸劇団の魅力の1つ。
お見送りも外ではなくロビー内で行ってるのは、西日が強すぎて記念写真が綺麗に撮れないからって。
どうしても顔に影が出来てしまってせっかくの写真が残念なものにならないようにって。
どこまでお客さん思いなんだ。
外の寒さや暑さで体調を崩さないようにっていうのももちろんだけど、観に来てくれたお客さんに最後まで嫌な思いをさせたくないって、もう気配りさえもプロ!
記念写真は、1人につき1役者のみ。
もちろん若丸さんと撮りたいし、剛さんとも撮りたいし、今月で女優引退のゆかりさんとも撮りたかったけど、やっぱりこの日はお誕生日を迎えたキャプテンと♡
次の関東公演は再来年以降。
それまでキャプテンには益々お元気で活躍していただきたい。
キャプテン、72歳おめでとうございました〜(*´∇`*)