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オットーという男

2023-03-26 18:21:00 | 映画鑑賞

映画を観て来ました!


『オットーという男』

「幸せなひとりぼっち」というスウェーデン製作の作品にトム・ハンクス氏の奥さんが惚れ込み、リメイクに至ったそうな。

頑固で融通の効かない町一番の嫌われ者オットー。
愛する妻に先立たれ、生きる気力を失い、妻の後を追おうとするも、近所に越して来た陽気なメキシコ人一家にことごとく邪魔をされ、一家の介入により、オットーの人生が少しずつ変わっていく。

これから観る予定の方はここまでで!







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町一番の嫌われ者とはいっても、根はそうじゃない。
人生を悲観し諦めて、妻以外の人間を受け入れようとしない孤独な老人。
そんなオットーに図々しいまでに関わっていく妊婦のマリソル、トロい旦那のトニー、無邪気な2人の娘。
清々しいまでにお節介(笑)
ほんの些細なことで、異変に気づける関係にまでなる。
妻の元へ行こうと何度も自殺を図ろうとしていた男が、血の繋がりのない家族を、孫を、友人を、飼い猫を得て、人生の喜びを感じながら旅立てたラストは涙なしでは観られませんでした…!(இωஇ)
オットーの若い頃をトム・ハンクス氏の本当の息子さんが演じているそうです(普段は裏方の仕事をしているとか)

終演後、私がトイレに行ってる間、友人の近くにいた年輩グループがとても感動していたようで「ご近所さん気分で観ちゃったわ」「身につまされた」「どうする?もう一回観る?」なんて話していたそうな。
うちも母が去年転んで動けなくなっちゃった時、親しいご近所さんに助けてもらったり、「最近、お母さん見かけないけど何かあった?大丈夫?」とおじいちゃん2人がわざわざうちを訪ねてきてくれたり、集合住宅ということもあるけれど、昔からご近所付き合いは深い方。
なにかあれば頼れる関係って絶対築いていた方がいい。

オットーがあのまま誰とも心を通わせることなく、孤独に人生を終えていたら…
本人は「愛する妻のところに行ける」と満足したかもしれないけれど、そうじゃない別の晩年を謳歌出来たことは、それ以上にもっともっと幸せなこと。
人との関わり合いって大事だなって心から思いました。

いい映画でした!(*´ω`*)




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