映画を観て来ました!
『朽ちないサクラ』
ストーカー被害を警察に訴えていた女子大生が殺された。
警察が慰安旅行に行っていたために、その被害届の受理を先延ばしにしていたことが新聞記事となり、警察は世間から非難を受ける。
県警広報広聴課勤務の泉は、何気ない会話の中でうっかり口走ってしまった慰安旅行の件を、新聞記者の親友・千佳が「記事にはしない」と固く約束したのに記事にしたと疑う。
身の潔白を証明すると告げた千佳は、1週間後に変死体で発見される。
親友を信じてあげられなかった泉は、千佳のために犯人を突き止めようと調査を始める。
これから観に行く予定の方はここまでで!
*****************
全然、予備知識なく、単に「警察の闇に迫る」くらいに認識で、まぁ杉咲花ちゃん主演なら観てもいっかな〜という気持ちで観に行ったので、逆にそれが良かったのか、冒頭からグイグイ惹き込まれました。
明らかに地下鉄サリン事件を思わせるようなカルト教団の存在だけでなく、慰安旅行のためにストーカーの被害届受理を先延ばしにしていた警察の失態も、かつて実際に起きた事件だったことを知ってビックリ!
その2つが巧みに絡み合って、見応えあるミステリーとして楽しめました。
公安警察のことを「サクラ」と言うそうで、S=スパイという隠語も出て来たりして、なんだか登場人物みんなが怪しいと思えてしまって。
特に千佳の母親役・藤田朋子さんのことをメッチャ疑ってました(笑)
だって「娘のこと何も見てなかった」「事件のことがわかったら私にも教えて」とか「ほら、絶対この人、実はカルト教団の信者で探ってんだよ」って思ってたの。
私の推理なんてこんなもんだし、私にわかるレベルのミステリーじゃダメよね (;◔ᴗ◔;)
ただ、おみくじの意味がちょっと私には意味不明。
それぞれの正義を貫くための手段がこうも大きく違うことに衝撃を受け「それでも前に進むしかない」という冨樫刑事の言葉が重く、その結果を知れば恐ろしい。
杉咲花ちゃんは安定の演技力で、地味な女性でも存在感抜群でした。
彼女はホント素晴らしい。
少しモヤモヤの残るラストも、警察内の闇に触れた彼女の「警察官になる」と決意した清々しい表情が希望の未来に思えて印象的でした (*´ω`*)
1日1回、ポチッとクリック!
ご協力お願いします!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます