TULIP業務日誌

アパレル縫製工場で培っ技術で楽しみながら 型紙・パターン作成 らくらく簡単なスローソーイングを公開

まいぱたんを依頼されたい方への注意書き(準備中)

2015-06-07 15:11:53 | 12】 工業用パターン

オーダーパターン(まいぱたん)作成の流れ

1、メール、お電話で 納期日時、アイテム・デザインなど、作成可能かお尋ねください。

2、こちらから返信メール、FAXにて、サンプルの送り先をお知らせします。

3、現物(サンプル・資料等)、変更等のメモ書き(A4)を宅配便で送ってください。

4、デザインを分析して明細書を作り、お見積りをしてお知らせします。
(2~7日ほどかかります)

5、料金をお支払ください。
(変更がない場合は全額、変更予定があるものは発送前に追加料金)

※料金には、事務手数料、制作時間、パターン技術料、IT環境、CADソフトの使用料、用紙代、プロッター出力料、などが含まれています。

絵型描画、作り方の手順書、型入れ(パーツマーキング)、用尺計算などは含まれていません。
希望される方は、別料金にてお受けします。(さらに日数がかかります)

パターンは、パーツごと別れて出力します。
本の製図は、重なり合っているところや、ポケット、見返しなどは本体に描いてありますが、
お届けするパターンは、パーツを抜き出して別のパターンにしています。
(洋裁経験者なら理解できると思います)

6、パターンを作成します・・・パターン作成の流れ

◎デザイン画から 起こす場合(パソコン・手描き共通)

原型を作ります。出来上がり寸法などから考慮して一番適切な原型をつくります。(既存の原型をグレーディングします)デザインを考慮して原型を配置します
原型の線を参照して、引き始めます。
後ろ見頃、前身ごろ、袖、衿の順で引いていきます。
ポケット、付属パーツを描き込みます
ギャザー、タックなどがあれば、パーツを写し取ってから展開していきます。
写し取って、切り開いたり、くっつけたりして、デザインどおりのパーツを作っていく。
パーツが全てできたら、縫い合わさる部分を付き合わせてつながり修正をする
それぞれの縫い合わせの寸法が一致するか確認する。
長い距離や必要と思われるような箇所に合い印を入れる
前中心、後ろ中心など位置を記入
ステッチがあるなら記入
芯地仕様が決まっているなら記入
伸び止めテープ位置が指定されているなら記入
縫製始末の注意書きがあるなら記入
縫製手順・縫い合わせの相手、縫い代始末を考えながら縫い代を付ける。
パーツ全てに 地の目線を記入
品名(アイテム)、パーツ名、パーツ枚数を記入

◎現物から起こす場合

お預かりしたサンプルの構成を分析する。
サンプルに合う広い用紙を用意しておき、現物を載せて寸法を測りながらパーツごと抜き出す。
(生地が斜行していて左右が左右対称になっていない場合が多い)
大型スキャナーを持ち合わせていないので
抜き出したパーツに、方眼定規 直角定規などを駆使して囲み製図方式で寸法を測る
CADソフトを立ち上げてパーツひとつひとつを地道に入力する。
一度、プロッター出力して、形を合わせてみる。
パターンの修正、変更をする。
全てのパーツが入力できたら、原型に載せて照らし合わせてみる。
あとは、上記と同じ

 7、パターンの各寸法を測り明細書に記入する(別途)

8、パターンの縮図を明細書に貼りつける(別途)

9、用紙の巾に合わせてパーツを並べ、プロッターで出力(印刷)する

10、印刷ミス、エラー、不具合がないか確認して 梱包する

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