記事を書いている間に翌日になっちゃいましたが・・・
今日は、日本の始源図(建国図)について書きます。
現在、建国記念日として扱われている2月11日は、神武天皇が即位した年(紀元前660年)の旧暦1月1日(新暦での2月11日)に由来しています。
ただ、占星術的には、そんな伝説的な日にちを使うことは無理があるので、紀元前にまで遡って現代日本を読み解こうとする人は聞いたことはないです。(いるかもしれませんが、稀でしょう。)
一般的には、大日本帝国憲法(旧憲法)が発布された1889年2月11日(8時30分、10時30分、11時45分など諸説ある)を戦後以前の建国チャートとし、現代日本は新憲法(詳細:「日本国憲法の誕生」)が採択された1946年10月7日14時53分(15時30分)をもって読む人が多いと思います。
あと、公布日時(11月3日8時:当時の新聞各紙)や施行日時(翌年5月3日8時)で読解する人もいるかもしれません。また、大日本帝国憲法の公布日時で、そのまま現代日本も読めるという話もあります。
僕自身は、現代日本を読む場合は「1946年10月7日14:53分 東京」で見ています。これは訪星珠という方による推定時刻で僕がレクティファイした時間ではありませんが、その時の議事録を読んだ限りでは、5~10分程度の誤差はあるにしても概ねその辺りの時間で良いと思っています。
さて、前置きはこのくらいにして、端的に話を進めます。
「C.I.の保管庫」内の「四柱推命 白帯」のところでも載せていますが、当時のものとはヴァージョンが異なってますので、改めて日本の四柱命式をUPします。
比較のために、1.天干のみを命式内の五行とする方式、2.蔵干も五行の力量計算に含める、の2タイプを出しておきます。
<参考資料>
1.日本(天干のみを命式内の五行とする方式)
1‐2.上記方式による年運
2.日本(蔵干も五行の力量計算に含める)
2‐2.上記方式による年運
この二つ、どちらも気質的には40%程度なんですが、「調和性」と「極端性」とを比べると、ちょうど反転したように内実が異なってきます。どちらが有効かを検討するのに都合が良いと思うので、関心のある方は見比べながら独自に調査してみて下さい。
ちなみに内実が異なってくる主な理由は、旺相の金行(庚辛)が月時の蔵干にあるからです。これが力量バランスに顕著な変化を与えています。
どのように五行の力量を計るかは専門家(流派)によって異なるようで、これに明確な答えを見出すのが僕の当面の目標です。用神や喜忌を判定するにしても、ここが最重要――というか判断を行う前提条件になってくるようですし。
幸い、「白帯」(※)では多くの要素がヴィジュアライズされているので考察して頂きやすいと思います。
(※フリーソフト/フリーウェアなので、気兼ねなく使って下さい)
たぶん個々の属している環境や業種、また、何を指標とするかによっても捉え方が異なってくるでしょうけど、ともかく幅広く意見交換されることが必要ではないかと考えます。
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