建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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裁判勝利報告とご支援への御礼

2022年04月05日 17時50分23秒 | 活動報告

2022年3月25日

関係各位

じん肺遺族補償不支給取消訴訟原告一同           じん肺遺族補償不支給取消訴訟弁護団一同    全日本建設交運一般労働組合長崎県本部 執行委員長 中里研哉

全日本建設交運一般労働組合九州支部長崎分会    分  会  長 村山勝利

                   〒850-0031 長崎市桜町8-17 中村ビル2階 電話095-801-8800 fax829-1680  メール kenkouro-nagasaki@d9.dion.ne.jp


裁判勝利報告とご支援への御礼

 

関係各位におかれましては、新型コロナ・オミクロン株の感染が続く中、ロシアのウクライナ侵略を許さない反戦平和の取り組みをはじめ、岸田自公政権と補完勢力による憲法改悪との闘い、賃上げをはじめ国民・労働者の要求を実現するための2022年春闘最中の多忙な日々だと存じます。

さて、当組合が全国の皆さまのご支援のもと、2016年5月31日の提訴以来、6年間にわたり闘ってまいりました「じん肺遺族労災補償不支給取消行政訴訟」は、2022年2月22日の福岡高裁で「原審維持」「4人全員救済」の全面勝訴判決を勝ち取ることができました。そして、被告国は上告期限の3月8日までに上告理由を見つけることができず、勝訴が確定いたしました。

ご支援いただきました皆さま方に深く感謝申し上げます。

皆さま方には、原審の闘いにおきましては長崎地裁への「取消し決定を求める」要請はがきと勝訴後の長崎労働基準監督署長への「控訴するな」のファックス要請、控訴審段階では福岡高等裁判所への「原審維持」を求める要請はがき、2月22日の勝訴判決後は厚生労働大臣、長崎労働局長、長崎労働基準監督署長宛への「上告するな」「4人の救済を即断せよ」のファックスをお送りいただき、誠にありがとうございました。皆さまのご支援が裁判勝利に大きく貢献したことは間違いありません。

4人の遺族原告、弁護団、当該組合は、全国の支援者のお陰だとあらためて感謝いたしております。

文面をもって裁判全面勝利確定のご報告と御礼の言葉とさせていただきます。

以上


控訴審ニュース第15号

2022年04月05日 17時14分28秒 | 活動報告

じん肺遺族補償不支給取消訴訟控訴審ニュース NO⑮ 2022年3月9日

発行責任者 建交労長崎県本部 執行委員長 中里研哉

昨日の裁判勝訴のニュースをお送りいたしましたところ、たくさんの方々からお祝いのメッセージをいただきました。ご支援いただきました皆さま方にあらためて感謝いたします。お寄せいただきましたメッセージを紹介いたします。

💛勝訴確定、おめでとうございます。長い闘いでしたね。心塞ぐニュースを浴びている今、本当に嬉しいほっとするニュースです。上告するなのファックス、民主文学佐賀支部や、新婦人佐賀県本部ほか、10人以上にお願いしましたので、早速、このニュース、転送します。長崎のY様より

 

💛4人の原告のなかま、長崎分会のみなさん勝利おめでとうございます。長い道のりでしたが、揺るがず、勝利の春を迎える事ができた事をみんなで喜び合いたいと思います。今日の日は疲れを取っていただき、救済の道を切り開いていただいた事に深く感謝申し上げます。鹿児島のI様より

 

💛よかったですね。本当にありがとうございました。被災者・家族が国を相手に勝利するのは、至難の業です。国は、被災者側を踏みつぶそうとします。貴組合のすばらしいご尽力、感謝いたします。お疲れ様でした。 東京のS様より

 

💛やったー!ですね。本当に、本当に、お世話様でした。これまでに貴殿のご奮闘に深く敬意を表明します。なかなか報告が来ないので心配していました。成果は全国を激励することになることでしょうね。長崎のN様より

 

💛おめでとうございます。執念ですね。やりました。大阪のI様より

 

💛本当によかったです‼長崎のU様より

 

💛4人の勝訴確定、本当におめでとうございます。嬉しいです!長崎のK様より

 

💛勝訴確定おめでとうございます。遺族原告の皆様と支援者のみなさまのご奮闘に心から敬意を表します。お疲れさまでした。神奈川のA様より

 

💛よかったです!国相手のたたかい。「上告理由を見つけることができなかった」——弁護団の周到なたたかいと支援する全国のみなさんの勝利ですね!長崎のK様より

 

💛良かったですね。おめでとうございます。朗報に、県本部の仲間も喜ぶことと思います。愛知でも間質性肺炎で亡くなった組合員は何人かいますが、全員認定になっています。なぜ、認められないのか不思議でした。間質性肺炎が各地で問題となりつつある中、大きな励みと力となりました。「国上告せず」は、当然のことですが、本当に嬉しいです。皆さま、お疲れ様です」。愛知のI様より

 

💛じん肺裁判、遺族補償悪呈して本当に良かったですね。福岡のA様より

 

💛良かったです。お疲れ様でした。長崎のS様より

 

💛おめでとうございます。長崎の皆さんの頑張りに敬意を表します。大分のT様より

 

💛おめでとうございます❕長い間ご苦労さまでした。大分のK様より

 

💛本当に良かったです❕4人も喜んでいます。長崎のI様より

 

この他にも直接電話をかけていただいた方やラインでイラストを送っていただいた方々もおられます。

ありがとうございました。

 


控訴審ニュース第14号

2022年04月05日 17時00分37秒 | 活動報告

じん肺遺族補償不支給取消訴訟控訴審ニュース NO⑭ 2022年3月8日

発行責任者 建交労長崎県本部 執行委員長 中里研哉

国が上告を断念・・「やっと春が来ました」遺族原告4人の勝利が確定しました‼

2016531日長崎地裁に提訴された「じん肺遺族労災遺族補償不支給取消訴訟」は、国が上告を断念し、本日勝利が確定しました。

ご支援いただきました、全国の皆さまに心から感謝申し上げます。

行政訴訟としては異例の4人が同時に取消しを求めた裁判でしたが、故Y医師の宿題を引き継がれたF医師と経験豊かな弁護団のお陰で勝利することができました。

改めて感謝申し上げます。

Iさん

去年長崎地裁で認められたのに2週間後、国は上訴してきました。そのこともあって、福岡高裁で認められた日から今日まで不安の日々でした。正直まだ信じられません。あまりにも長い8年間でした。私たちがやってこられたのも弁護士の先生方、F先生、支援してくださった皆様のお陰です。同じように苦しんでいる人たちのために頑張ります。

Kさん

今日はとても長い一日でした。長崎大学病院の主治医の死亡診断書通り(じん肺の急性増悪)認めて欲しいと思い続けてきました。やっと認められたことを主人に報告します。弁護団の先生、F先生、そして全国の皆さんありがとうございました。天国の夫に報告しました。

Uさん

これまでの長い闘いの中、背中を押してくださった仲間の皆様、弁護士の先生方、F先生、支援してしてくださった全国の皆さまへ感謝申し上げます。主人の霊前にも嬉しい報告ができました。これからは、同じ経験をしている仲間を支援していきます。

Nさん

体調も悪く、福岡の裁判所には息子に行ってもらいました。大変な調査をされ頑張っていただいた弁護団の先生、コロナの時期にもかかわらず東京から来ていただいたF先生、本当にありありがとうございました。裁判を支えてくださった全国の皆さまには深く感謝申し上げます。

 


控訴審ニュース第13号

2022年04月05日 16時49分42秒 | 活動報告

じん肺遺族補償不支給取消訴訟控訴審ニュース NO⑬ 2022年3月7日

発行責任者 建交労長崎県本部 執行委員長 中里研哉

本日もまだ上告するかどうかの態度が決まっていません。明日が最終期限日です。

じん肺遺族補償不支給取消訴訟控訴審の上告期限は、いよいよ明日となりました。本日、午後5時過ぎに長崎労働局の担当者から電話があり、「まだ最終結論は出せていない」との回答でした。

皆さまにご協力いただいております厚労大臣、長崎労働局長、長崎労基署長あてのファックスは大きな力になっております。本日、長崎県本部に内閣官房担当部局から電話があり、関係部局に届けられていることを確認しました。枚数については、数百枚届きましたとのことです。

長崎労働基準監督署は、労災課長から「776枚届いている」と電話がありました。

明日は最終日です。引き続き、全国からのファックスをお願いいたします

ファックス送信ありがとうございました(ご連絡いただいた分です)

●建交労高知農林支部 T様より

日々の活動、ご苦労様です。高知農林支部での抗議FAXを32部取り組みましたので報告します。

一日でも早く解決されることを願っています。

●建交労九州支部鹿児島分会 I様より

遅くなりました、要請書報告数についてお知らせします。

大臣あて 23(団体12 個人11) 労働局長あて 24(団体12 個人12) 監督署長あて 25(団体12 個人13)

オミクロン変異株感染が続く中、対面での活動が難しく、上記の取り組みとなりました。

●建交労九州支部佐賀分会 K様より

厚労大臣、労働局長、監督署長にそれぞれ50筆ずつ送りました。


控訴審ニュース第12号

2022年04月05日 16時41分41秒 | 活動報告

じん肺遺族補償不支給取消訴訟控訴審ニュース NO⑫ 2022年3月4日

発行責任者 建交労長崎県本部 執行委員長 中里研哉

上告期限まであと4日と迫りました まだ態度が決まっていません

2月22日の福岡高裁勝訴判決を受け、厚生労働大臣、長崎労働局長、長崎労働基準監督署長あての「国は上告するな!」「救済を即時決断せよ!」の緊急ファックス要請を全国の皆さまにお願いしておりますが、昨日までに届いたファックス数は672枚に達しております。

上告期限は3月8日で、残すところ4日と迫りましたが、本日午前中、長崎労働局の担当者に尋ねたところ、上告するかしないか態度を明らかにしませんでした。

引き続き、全国からのファックスをお願いいたします。

ファックス送信ありがとうございました(ご連絡いただいた分です)

●長崎自治労連のU様より

本日の会議で7人の方にお願いをして、事務所からFAXしました。ご報告まで!

●建交労北信越支部長野分会様より

日々の活動、大変お疲れ様です。長野分会では組合員の協力のもと順次FAXを送信しています。長野県本部からは長野県労連や県本部各支部に協力を呼びかけています。

2/28建交労長野県本部ニュースより抜粋

2月22日福岡高等裁判所で「じん肺遺族補償労災不支給取消行政訴訟」の判決は、長崎地裁に引き続き「4人全員救済」の判決。遺族・原告は判決に伴い即断を訴えています。厚生労働大臣・長崎労働局長・長崎労働基準監督署長宛てに要請FAX行動を長野県労連にも呼びかけ、県本部・支部でも取り組んでいます。じん肺患者さんの療養にとても影響の大きい闘いです。みんなで結集しましょう。

●岐阜農林建設連合支部のH様より

お疲れ様です。FAX要請ですが新たに確認できたので報告します。

・建交労 岐阜県本部・岐阜県労働組合総連合・岐阜県春闘共闘会議・岐阜北区労連

・岐阜ローカルユニオン・岐阜教職員組合・岐阜県 国公・全厚労 岐阜県本部・岐阜 助け合いユニオン・日本国民救援会 岐阜・新日本婦人の会 岐阜県本部の計11団体です。よろしくお願いします。

じん肺の療養は不要だが、間質性肺炎増悪にて加療入院」・・混乱の責任は国にあります

「じん肺」と認められ療養中の当組合員のIさんは今年1月7日、体調が悪くなり救急車で運ばれ別の病院に入院中です。

運ばれた病院の呼吸器内科の医師は、「じん肺としての療養は不要だが、間質性肺炎増悪にて入院加療中」と診断しています。Iさんは、石綿作業歴も有しており、長崎労働局長が管理2の決定を行い、長崎労働基準監督署長が続発性気管支炎で労災認定しています。裁判でたたかっている4人の遺族原告の夫たちと同じです。

また、トンネル坑夫として40年以上働いた労働者は、長崎労働局長がじん肺管理2の決定を行い、咳や痰が激しく続くために続発性気管支炎の労災申請を行ったところ、他の県の労働基準監督署が「リウマチによる間質性肺炎に伴う続発性気管支炎」のため、不支給にすることが起こりました(※審査請求で取消認定)。

 他にも間質性肺炎で亡くなり遺族補償が認められなかったり、じん肺や石綿肺が認められなかったり見過ごされたりする例が後を絶ちません。

 混乱の責任は国にあります。仕事や生活環境で粉じんや石綿の曝露を受けたことが明らかな場合に診られる間質性肺炎病像は、問診を徹底するように指導を強化してください。

 とりもなおさず、この裁判の上告をやめ4人を救済するべきです。