組合潰しの廃業・解雇とたたかうおおとり運送分会は、争議に突入して丸2年が経過しました。
解雇撤回を求める裁判の第7回口頭弁論が6月1日、長崎地裁佐世保支部で開かれました。
満席の傍聴で会社側を圧倒
この日、裁判所には、先日大会に招待いただいた救援会佐世保支部の皆さんや新婦人の皆さん、更にともにじん肺闘争をたたかっている建交労大牟田支部からも傍聴支援に駆けつけていただきました。傍聴席は急遽椅子を追加しなければならず、法廷で会社側を圧倒しました。
今回、意見陳述を予定していたMさんが入院のため、近藤弁護士が代読しました。Mさんは、33年間おおとり運送で働いてきたベテラン運転手です。家族の生活を守るために一生懸命働き、あっという間の33年間だったと述べました。しかし、椎山会長による一方的な廃業によりその生活が破壊されたこと、60歳という年齢で再就職もうまくいかず未だ生活を建て直すには至っていないこと、など廃業による被害の状況を述べました。2013年5月の廃業から2年が経過しました。1日も早い解決をMさんは求めました。
署名提出第2弾、4000筆!累計で8000筆に
弁論後は、公正で迅速な判決を求める署名の2回目の提出を行いました。3月の期日以降に寄せられた4000筆を提出しました。ずっしりと重い署名を手にして、全国からの支援の広がり、心強い力を改めて感じました。本当にありがとうございます。提出した署名は累計8000筆となりました。まだまだ集めていきますので、今後もご協力お願いします。
10月に証人尋問の予定、6・21は鷹島総行動へ
弁論終了後の報告集会では、弁護団から10月にも証人尋問が行われる見込みであることが報告されました。6月21日に鷹島総行動Ⅳが予定されていますが、今後も法廷内外で会社側を圧倒する運動を展開していこうと、組合員、参加者で決意を固め合いました。