組合潰しの会社偽装譲渡・組合員解雇とたたかう長崎合同支部光洋商事分会の裁判は、1月13日に証人尋問が開かれました。組合側は横川副分会長と飯田合同支部委員長、会社側は橋口光洋商事社長と榊原サカキ運輸社長が尋問を受けました。
2013年12月13日の提訴以降、毎回傍聴支援に駆けつけてくれている県労連や市民団体の皆さんを背に、 10時30分から17時すぎまで緊張感に満ちた尋問が続けられました。
横川副分会長と飯田支部委員長は、会社が団体交渉を繰り返しつつ、分会結成通知提出後から水面下で着々と新会社設立を進めてきた手法と、組合員以外は新会社の社長の指名で採用が決まったにも関わらず、組合員にだけハローワークへの応募を求めてきた差別的な取り扱いについてこたえました。
会社側の尋問では、光洋商事からサカキ運輸へは自動車を譲渡したと主張するものの、具体的な譲渡の対象となる車両や個別の価格等はあいまいで、契約書も正確性を欠いていることがはっきりとしました。今後、証人尋問を受け、光洋商事からサカキ運輸へは車両の譲渡ではなく事業の譲渡であり、サカキ運輸へは雇用も承継されるべきであると、一気に進めていきたいと思います。
証人尋問を前に、緊張で正月料理も喉を通りませんでしたが、組合員一同改めて団結を固め、勝利をかちとります。